氏 名

及川 高

Oikawa Takashi
職 名 准教授
所 属 総合人間学科   地域科学コース
連絡先 TEL  | FAX 
Email toikawa*kumamoto-u.ac.jp(*を@に変更して送信してください)
サイト等 http://toikawa.info
https://researchmap.jp/7000010056

専門分野・研究分野

宗教民俗学 現代民俗学 比較民俗学

研究内容

民俗学はフィールドワークに基づいてそれぞれの地域の生活文化を調べ、その歴史や特質などを明らかにしていく学問です。私はこの民俗学の立場から「南島」と呼ばれる奄美・沖縄をフィールドに、近代日本の宗教政策が及ぼした在来の民俗信仰について主に研究してきました。その後問題関心を広げ、今は大きく2つの研究課題に取り組んでいます。1つは奄美群島の近代民衆史の再構成であり、日本本土と沖縄の間の境界領域である奄美において、普通の人々が生きた「近代」あるいは「近代化」とは何だったのかということを考えています。もう1つは民俗文化の比較研究であり、沖縄と日本本土の間に見出される基層文化の差異と連続性の再検討を試みています。またこうしたテーマとは別に、現代民俗学の資料論や方法論について、特にIT技術を取り入れた手法開発についても研究を進めています。民俗学はフィールドワークに基づいてそれぞれの地域の生活文化を調べ、その歴史や特質などを明らかにしていく学問です。私はこの民俗学の立場から「南島」と呼ばれる奄美・沖縄をフィールドに、近代日本の宗教政策が及ぼした在来の民俗信仰について主に研究してきました。その後問題関心を広げ、今は大きく2つの研究課題に取り組んでいます。1つは奄美群島の近代民衆史の再構成であり、日本本土と沖縄の間の境界領域である奄美において、普通の人々が生きた「近代」あるいは「近代化」とは何だったのかということを考えています。もう1つは民俗文化の比較研究であり、沖縄と日本本土の間に見出される基層文化の差異と連続性の再検討を試みています。またこうしたテーマとは別に、現代民俗学の資料論や方法論について、特にIT技術を取り入れた手法開発についても研究を進めています。

主要な業績等

【略歴】
1981年生。宮城県出身。

筑波大学人文社会科学研究科 歴史・人類学専攻修了 博士(文学)

2015-2019 沖縄国際大学 総合文化学部社会文化学科 専任講師

2019-2022 同 准教授

2022年より現職

 

【著書】
  • Ⅰ.単著
    『「宗教」と「無宗教」の近代南島史―国民国家・学知・民衆―』,2016年2月,森話社
【論文】
  • Ⅱ.論文
    「縮図としての沖縄」(島薗進ほか編)『近代日本宗教史』6,2021年7月,春秋社
    「奄美群島における牛馬飼養の民俗」,『南島文化』43,2020年12月,沖縄国際大学南島文化研究所
    「神社整理と奄美のシマ・村社―明治期の島嶼町村制と村の神社―」,(由谷裕哉・時枝務編)『神社合祀再考』,2020年7月,岩田書院
    「近代における奄美村落の自治組織およびその連続性―郷土誌資料から見た概要―」,『沖縄国際大学総合学術研究紀要』21(1),2019年12月,沖縄国際大学総合学術学会
    「民俗信仰理解の基準としての経済性―沖縄県におけるユタの判示を事例として―」,(古家信平編)『現代民俗学のフィールド』,2018年3 月,吉川弘文館
    「沖縄県における避難者の受け入れ過程」,(高倉浩樹・山口睦編)『震災後の地域文化と被災者の民俗誌―フィールド災害人文学の構築―』,2018年1月,新泉社
    「近代沖縄における網と豚の資本主義」,(浪川健治・古家信平編)『別冊環㉓ 江戸−明治 連続する歴史』,2018年1月,藤原書店
    「沖縄地域社会における歌碑と伝承―琉歌歌人の「恩納ナビ」伝承とその資源化を事例に―」,(由谷裕哉編)『郷土の記憶・モニュメント』,2018年1月,岩田書院
    「「東日本大震災に被災した無形民俗文化財調査」データベースの社会的意義」,『沖縄国際大学総合学術研究紀要』19(1),2017年3月,沖縄国際大学総合学術学会

主要な所属学会

日本民俗学会 現代民俗学会 日本宗教学会 日本文化人類学会

  • 大学院社会文化科学研究科
  • 熊本大学文学部附属永青文庫研究センター
  • 熊本大学文学部附属漱石・八雲教育研究センター
  • 熊本大学文学部附属国際マンガ学教育研究センター

国立大学法人熊本大学 文学部

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