文学部 総合人間学科
人間科学コース


2つの教育研究領域(履修モデル)から
『人間とは何か』を探る

哲学

人間とは何か?人間の心と世界とはどんな関係にあるのか?科学とは異なる哲学のやり方、つまり概念を吟味しつつ論理に従って明晰に考えるというやり方を身につけて、こうした問いを探究してゆきます。人間の心や意識とは何か、また私とは何かを考える心の哲学。人間どうしを、また人間と世界とを結んでいる言葉とは何かを考える言語哲学。以上のような観点を軸にしながら、人間と世界にまつわる様々な謎を考えます。
履修モデル『哲学』イメージ画像
履修モデル『哲学』イメージ画像
  • 哲学概論授業風景
  • 研究発表会
履修モデルカリキュラム例

4年間の学び

心と世界との関係を科学ではなく哲学のやり方で、
すなわち論理によって根本から考えてゆく

1年次

専門基礎科目で、哲学や関連する学問の基本を学びます

  • 総合人間学科 基礎科目スタート
  • コースを選択

2年次

前期は文献読解の基礎と論理学を、後期は知識や言語を考える基礎を学びます

  • 履修モデルを決定

3年次

学生と教員が同じ文献を読み議論しあって、心・知識・言語をめぐる問題を考えます

4年次

教員による丁寧な指導のもと、卒業論文完成を目指します

  • 卒業論文指導開始

心理学

心理学は、人の行動を測定することを通して、心の働きを調べる学問です。そのため、本履修モデルには、実験、研究法などの授業があることが特色です。実験演習で測定したデータをまとめて、「本に書いてあった現象は本当に起こるんだ!」と実感できたら、心理学者への第一歩。先輩たちは、社会の様々な場面で活躍しており、心理学の知識を活用できる場面は多いといいます。
履修モデル『心理学』イメージ画像
履修モデル『心理学』イメージ画像
  • 心理学基礎実験
  • 心理学演習
履修モデルカリキュラム例

4年間の学び

実験・研究法・講義・演習などの事業を通じて、人間を客観的に捉える考え方と方法を習得

1年次

心理学への導入

  • 総合人間学科 基礎科目スタート
  • コースを選択

2年次

心理学述語の理解、研究法の習得、コンピュータ操作

  • 履修モデルを決定

3年次

英語による情報収集(論文読解)、実験方法の習得、機器操作の初歩、心理学諸現象とその研究方法の理解、興味あるテーマの発見

4年次

テーマの具体化、実験条件の組み立て実験(調査)、研究論文完成

  • 卒業論文指導開始

『人間』について深く知り、そして理解してみませんか?

特集

人間科学コース
心理学を専攻した在学生の声をご紹介します。

人間の行動や思考、感情などについて、
実験を通して明らかにする。実験心理学は、
私たちの身近にあふれている。

総合人間学科
人間科学コース4年

比嘉 元彌さん

比嘉 元彌さん画像

実験心理学とは何か。1つ実験を紹介しましょう。
普段からジョギングをする人を対象に、
ジョギングの前後で坂(傾斜)の角度を予想してもらうという実験を行いました。
すると、ジョギングをした後のほうがする前よりも
傾斜がきつく見えるということが明らかになりました。
つまり、疲れていると傾斜がきつく見えるというわけです。
このように私たち人間の行動や思考、感情などについて
実験を通して明らかにしようと試みるのが実験心理学であり、心理学の一分野です。
また実験心理学では、認知や感情、行動に影響を与える要因を特定し、
それらがどのように相互作用するかを探求します。
その調査の際には様々な実験デザインや技術を駆使することで、
私たちの内なる世界を客観的、具体的に探究することができます。
探求し発見が生まれることで、私たち自身や生活をより理解し、
豊かにする手段となるのです。