文学部がめざすもの
幅広く豊かな教養と人文・社会科学に関する確かな専門的知識を有し、創造的知性を持って自ら課題を発見し解決する実践的能力および21世紀を生きる人間に必要なグローバルな視野と市民的公共心を備え、社会に貢献できる人材を育成します。
多彩な教育研究
柔軟で発展性のある指導
文学部は、 4つの学科のもとに、 9つのコースを置き、 23という多彩な教育研究領域を有する、全国でも屈指のバラエティ豊かな学部です。 入学試験は学科別におこなわれます。 1年次は学科内のどのコースに所属するかは決まっていません。 2年次に進学するときに、学科内のいずれかのコースに所属することになります。 各コースには、みなさんの学習の手本となる「履修モデル」が用意されています。 みなさんは、これを手本としながら、自分の進路に応じた、最もふさわしい学習計画を立てることができます。
少人数教育
約70名の教員による広範な授業があります。 およそ、学生10人に対して教員が1人の割合になります。 みなさんは、この少人数教育環境の中で、仲間とともに学習に励むことができます。
授業は、知識を伝授することはもちろんですが、その主眼は、そこからあなたが「何かを感じ取り」、「問題を見つけていく」ための刺激となることです。 カリキュラムは、あなたの関心、知の探求心を段階的に育んでいくことができるよう組まれています。 「あなたが感じ(問題の発見) 、みずから調べ (資料収集・調査)、考え (分析) ていく」、それを教員がサポートします。
あなたの関心をサポート
実践的教育
「文学部は、実社会から離れたところで本ばかり読んでいる」。それは大いなる勘違いです。 カリキュラムには、いま社会で起きていることや将来社会に出て役に立つ演習やフィールドワークを豊富に用意しています。 これにより、実践的な知識、経験を積むことができます。
現代のような複雑な社会では、人と知恵、知恵と知恵、人と人をつなぎ「新しいアイデアをデザインし、実践できる人」が社会のリーダーとして求められています。文学部では、いろいろな分野の知識や専門家を縦糸とすれば、いわば横糸となってこれらをつなぎ、新しい価値を創造できる人材を育成します。
コンピュータ教育
文学部では、コンピュータやネットワークを教育や研究に積極的に活用していこうと、先進的にコンピュータネットワーク環境の整備に取り組んできました。 各学科の研究室には、最新のコンピュータネットワーク環境や情報機器が用意されています。
みなさんは、コンピュータやインターネットの利用法を1年次に学びます。 これにより、コンピュータで文章を作成したり、メールをやりとりしたり、インターネットを介していろいろな情報を検索したりすることができるようになります。 そして、これらの技術を用いて、本来の学習を効率的に進めることができるようになります。
研究室
学科あるいはコースごとに研究室が置かれ、研究室には、基本的な図書やコンピュータなどの情報機器がおかれ、みなさんは自由に利用できます。研究室では、友人、先輩、教員と日常的に接することができます。
みなさんは、研究室に集い、友人と日頃の大学生活や学習の話をしたり、先輩にいろいろな経験談を聞いたり、教員に学習や進路の相談をしたり、大学で交流する多くの人々と多彩なコミュニケーションをはかることができます。 大学生活を楽しみつつ、おおいに、自分に磨きをかけてください。
免許・資格取得
文学部の課程を卒業すれば学士(文学)が与えられますが、専門科目に加えて必要な教職科目の単位を修得すれば、「中学校教諭、高等学校教諭の一種免許状」を取得できます。 なお、免許教科は卒業する学科によって異なります。 これに加え、大学院修士課程を修了することにより、「中学校・高等学校教諭の専修免許状」を取得できます。
さらに、文学部では「学芸員の資格」が取得できる科目を用意しています。 なお、学芸員とは博物館や博物館相当施設で「博物館資料の収集、保管、展示及び調査研究、その他これと関連する事業についての専門的事項をつかさどる専門職員のことです。
段階的に学ぶ
学習カリキュラム

- 基礎演習/概論・概説:
- 学科及びコース単位の総合的な演習や講義
- 演習・講読:
- 各コースで扱う文献・資料の解読・処理・分析方法などを習得するセミナー形式の授業
- 課題研究指導:
- 個々の学生の関心を教員がサポートし、研究テーマの具体化を考えていくセミナー形式の授業
- 特殊講義:
- 教員の最新の研究成果を講義する、専門性の高い授業
- 調査実習/実験:
- フィールドワークを要する領域や心理学領域で行われる実習や実験