「知る」ことを，知るカギ = 心理学 。

　ふといい匂いに誘われ外に出てみると，たくさんの人たちが大きな青々としたクスノキの下で，バーベキューコンロを囲んで，ご飯を食べながら楽しく話をしたり，歌ったり，踊ったり。私たちは，幼い頃からいつも「見る」「聴く」「触れる」など五感をフルに使って周りの様子をとらえ，とても上手に振る舞っています。例えば，世界を「見る」行為一つをとってみても，色，形，文字，人の楽しそうな顔，おいしそうな食べ物など，私たちは瞬時に理解し，判断しています。

　心理学は，このような1つ１つのプロセスがどのような心の働きによって実現しているのかを明らかにしていきます。

　熊本大学文学部心理学研究室でも，そうした心の働きを日々探求しています。