小川 : |
大学に入らなかったらそういう考え方を身につけようと思わなかったので、入って身についたってことでは一番すごいのかな。あと英文を読む演習で一緒になった英文学の人を見てて違いがわかったんだけど、英文学は速読で先に先にいくけど、私たちは精読でゆっくりゆっくり九十分かけて半ページとかで。そう、一語一語にこだわる。なんでここでこの言葉が、この人達が出てくるの?とか、作者の言わんとするものを読み解くのが大変。 |
橋野 : |
あぁそれすっごいわかるかも!言葉を大切にするってことだね。 |
高松 : |
まぁ身につく能力でいえば、日本史なら古文書が読めるようになるし、うちでは測量も実測も出来るようになるし、写真も撮れるようになって焼付けもできるようになると。考古学研究室のウリはたぶんそれが身につくことかな?実際にやるし、文化財に関わる人たちの仕事の技術も身につく。技術的な面で身につく力は他の研究室に比べてわかりやすいかな。 |
橋野 : |
アジア史は漢文読んでるね。文化史はやっぱ多角的な視点や突っ込む力、現代をどう見るか、今に全部喚起できるか。だからマスコミ志望のひと多いしね。あともう一つは、「いのち」っていうのを滅茶苦茶考えるね。 |
橋野 : |
戦争とか、ハンセン病やC型肝炎や部落問題とかを扱ってるしね。あと妖怪好きな人もいる。哲学とかを研究してる人もいるけどね。 |