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歴史学科在学生
“歴史学科”という存在が珍しい
――― Q1.学科を決めた『決め手』は?
橋野 :
"歴史学科"という存在が珍しい。俺の場合は小学校の時から歴史の専門家になりたいと思っていたから。もう熊大に"歴史学科"としてあることで、もうここしかないなって。地元が熊本だしね。
高松 :
ネットやパンフレットを色々調べていって、熊大の考古学でやりたいことが学べると思った。
小川:
歴史は高校から好きだったけど、始めの志望は他学部だった。自分の能力とかを総合的に考えた結果。
ただ歴史が好きだから入った
橋野さん
――― Q2.学科ではどんな人が多いですか?
橋野:
一言で言ってみんなそうとう純粋。学問とかに関してもだし、人柄もだし。
小川 :
歴史がめっちゃ好きで、オレ歴史学びに来ました!!みたいな感じの人が多くて…。バイタリティーあふれる人は多い。
高松 :
最初っから専門的なことを学ぼうと思ってる人はそんなにいないと思う。ただ歴史が好きだから入った、って人もいるし。好きなこと4年間やって一般就職します、みたいな。
浅く広くいろんな勉強が出来る
――― Q3.大学や学科ならではの面白い授業は?
小川さん
橋野 :
一年の頃に一番面白かったのは文章作成演習だと思うね。レジュメの作り方とか、こういうこと気をつけなきゃいけないとかを学んだ。きつかったけど、今すごい役に立ってる。
小川 :
一年生の時はとにかく教養教育が楽しかったんだよね。専門じゃない教養で浅く広くいろんな勉強が出来るってのが。専門なら、私は今はひたすら英語の文献を読んでる。アメリカ・イギリスの文献だったらすごい最先端だし、研究してる人も多いから。でも英語が苦手って人もいる。
橋野 :
文化史は高校の頃の「近代史+現代社会+思想」みたいな内容。授業の形態がすごく斬新で、二年生からやる課題研究っていうのはまずテーマもテキストも自分達で決めて、最後に先生から一言って感じで、先生はほぼ指揮をとらない。
高松 :
専門分野で面白いことだったら、考古は夏一ヶ月ちょっとくらい発掘に行くからそれが一番目玉かな。
小川 :
あと、"歴史"と"歴史学"は違うんだっていう。それは認識してもらわなくちゃいけない。
橋野 :
でもね、高校のときならまぁ歴史が好きってだけでいいと思うよ。大学に入ってからそういうとこ勉強していけばいいし。価値観が全く変わるよね。高校までに教わったことが土台にはなってるけど、大学では見方が全く違う。こんなミクロの歴史があったんだなって。
高松さん
一語一語にこだわる
――― Q4.学科で身についた能力は?
橋野 :
西洋史はやっぱ英語?
小川 :
むしろ日本語能力の、文章作成演習やレポートとかから学んだ本の読み方とか論理的な考え方とか。
橋野 :
そう、確かに文章能力のレベルが違う中で学んでるなっていうのはあるね。
小川 : 大学に入らなかったらそういう考え方を身につけようと思わなかったので、入って身についたってことでは一番すごいのかな。あと英文を読む演習で一緒になった英文学の人を見てて違いがわかったんだけど、英文学は速読で先に先にいくけど、私たちは精読でゆっくりゆっくり九十分かけて半ページとかで。そう、一語一語にこだわる。なんでここでこの言葉が、この人達が出てくるの?とか、作者の言わんとするものを読み解くのが大変。
橋野 :
あぁそれすっごいわかるかも!言葉を大切にするってことだね。
高松 :
まぁ身につく能力でいえば、日本史なら古文書が読めるようになるし、うちでは測量も実測も出来るようになるし、写真も撮れるようになって焼付けもできるようになると。考古学研究室のウリはたぶんそれが身につくことかな?実際にやるし、文化財に関わる人たちの仕事の技術も身につく。技術的な面で身につく力は他の研究室に比べてわかりやすいかな。
橋野 :
アジア史は漢文読んでるね。文化史はやっぱ多角的な視点や突っ込む力、現代をどう見るか、今に全部喚起できるか。だからマスコミ志望のひと多いしね。あともう一つは、「いのち」っていうのを滅茶苦茶考えるね。
高松 :
直で現代の問題に繋げるのは文化史の特徴だよね。
橋野 :
戦争とか、ハンセン病やC型肝炎や部落問題とかを扱ってるしね。あと妖怪好きな人もいる。哲学とかを研究してる人もいるけどね。
今勉強してるものを活かさないと、知らない人に伝えないとって思う
――― Q5.将来の夢は?
橋野 : 俺は新聞記者か雑誌編集者。文字を大事にするから、文字におこすっていう面で。ここに入るまではそんな考えは全くなかったけど、今勉強してるものを活かさないと、知らない人に伝えないとって思うから。そういう夢を持って今就職活動してます。
小川 :
私は特殊なのかも知れないけど、漫画家かな。大学一年の夏に賞をとって。卒業したら東京に行ってプロの漫画家のアシスタントになることに決まってる。
高松 :
私は進学して自分の研究をしたいって思ってます。考古学研究室は進学が多いですし。あとは一般就職とか教職とかです。大抵は進学して院を出るか、ドクターに行くか。院を出たら文化財関係の嘱託とか正職員ですね。
橋野さん、高松さん、小川さん、ありがとうございました。 橋野さん、高松さん、小川さん
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