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歴史学科卒業生インタビュー
松竹 類さん 卒業生プロフィール
――― Q1 現在されている仕事の内容を教えてください。

障がい者の方への福祉サービスを行う仕事です。家をバリアフリーにする際の力添えや、イベント運営の担当をしています。秋には熊本市で障がい者の方々が参加する運動会を運営しました。
――― Q2 そのお仕事に、学科で学んだことはどう活かされてますか?

みんなの前でプレゼン(発表)することで身についた、他人にわかりやすい説明をする能力が役に立っています。
“有名=正しい”ではない
他には、みずから綿密に調査する姿勢です。著名な人が書いた本の内容にしても、大学入学当初は「有名な人が論じているんだから間違いない」と思い込んでいました。でも学ぶにつれて"有名=正しい"ではないとわかりましたね。本当に正しいのか、疑問に思ってとことん調べなくてはいけないんです。その姿勢は今仕事をするうえで本当に役立っていると思います。
“有名=正しい”ではない
入庁したばかりの時は前任の人を参考に仕事を覚えていくんですが、前任の人が行なっていたこと全てが"ベスト"なわけではないですよね。見習うべきところは見習い、改善できるところは自分なりに良くしていく、そういう姿勢が身につきました。
「史料ありき」の研究分野
歴史学科はいち早く二年次から研究室に入り、より詳しく専門的に学び始めます。歴史学科の研究室は基本的に少人数です。私は日本史研究室で中世史を専攻していて、鎌倉や室町時代の文献を解読することが多かったですね。史料に基づくことが重要なので『史料ありき』の研究分野です。
大学ならではの深い歴史の楽しさ
大学ならではの深い歴史の楽しさ
教科書の歴史の面白さと大学での歴史学の面白さは別物なんです。歴史学では通説を覆すための研究が多く、物事を逆方向からも見れる柔軟さが身につきます。歴史研究の重点は、古い時代に生きた人々の良い部分・悪い部分をどう今に生かすのかということですよね。
だから、歴史だけにハマリ込むのではなく、現在との兼ね合いも常に考えておくべきだと思います。大学ならではの深い歴史の楽しさがわかれば、歴史を学ぶことがより面白くなりますよ。
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