ご挨拶

- 文学部長
- 伊藤 正彦
熊本大学文学部には、20の履修モデル、3つのコースに学生研究室があります。そこは、各専門分野の工具書・研究書・基本資料・研究機材等が常備されており、少人数の授業の場になるとともに、学生が授業の予習・復習や自身の研究を進める空間です。登校したら所属する研究室に行き、そこに荷物を置いて授業に出かけ、休憩時間や授業後は戻って食事をしたり、自分の勉強を行なうことができます。また、各研究室には、4月の歓迎会から始まり、研究室合宿や 旅行、調査・実習、卒業祝賀会など年間の行事があり、教員・大学院生と相談しながら学部学生が中心となって運営しています。
この環境によって、学部学生は高い専門能力を身につけるとともに、人間性 を成長させることができます。「学部学生が主人公」と題したのは、この意味です。「コロナ禍」の3年間、研究室活動は制約を受けざる得ませんでしたが、これから本来の姿を取り戻します。