しゃべり場
リズムとこころがシンクロするあの時♪
博士課程のチャリスです。
文字に追われる日々が続くなか、目が疲れ、心身ともにある種の解放感を求め始める。
「あのリズムを5分だけやろう」とひとりごつ。
リズムはシンプル。
楽譜が読めないぼくは、耳でリズムをキャッチすることを繰り返す。
楽器演奏を聴くたびに体が浮かぶような感覚につつまれる。
とりわけユーラシアの弦楽器で再現される伝統リズムが心の奥底まで響く。
心が踊りはじめ、時をわすれる。
「動きが遅い!リズムの躍動をもっと感じ取れ!」と指先に言い聞かせ、
楽器をかきまくる。
5分だけやろうとしたのに、あっという間に50分経つ。
おっできたぞ!!!
カルムィク舞踊曲―シャルカ バルカ(Шарка Барка)
ビデオ音源をゆっくりと流し、踊りを見ながら目でリズムを追う感覚が、
一瞬立ち現れては消える。
その後、踊りもリズムも楽器も指先も、すべてがかかわりあって心を動かすのだ、
と実感する。
物事がかかわりあうプロセスの中で意味を持ち、再生されてゆく。
といったことが、寝る前によく頭に浮かんでくる。
生活でゲットしたこれらの考えはただのレトリックなのか?それとも妄想なのか?
そのいずれでもあるかもしれない。
そのいずれでもないかもしれない。
いずれも重要ではない。
重要なのは、音と動きが響きあうそのプロセスの中でひらめく感覚のほうなのだ!