しゃべり場

赤信号を無視しても良い!?

 皆様こんにちは。初めまして。

 現在イギリスのダラム大学に留学中の宮元昭桂理です。

 さて、イギリスに来て一ヶ月が経ちました。一ヶ月とはいっても毎日が刺激的で新しく、多くの出会いがあり、カルチャーショックも沢山受け、私にとってはもう一年ぐらい経ったのではないかと思えるほど充実していました。

 留学生活がスタートして、日本とイギリスの文化の違いについて考える機会が多くなりました。初めは戸惑いの連続で、何が正しいのかと悩まされることが多かったです。しかし、今では何が正しいのかと考えるより、これがイギリスの文化なのだと受け入れる姿勢を取るようになりました。この異文化を受け入れる姿勢というのは、海外生活において大切なことであるということを日々身をもって感じています。

 イギリスに来て、自分にとっての当たり前が日本で生活していた時と比べて変わったことがあるのでいくつか紹介させていただきます。

 まず一つ目に、マスクを着用しなくなりました。日本にいた時は、マスクを着用していないとコロナウイルスが怖い、周りからの視線が気になるということがあり、マスク着用は必須でした。しかしイギリスでは、マスクを着用していると浮いてしまう、逆に相手に失礼かもしれないと思うようになり、マスクを着用することがなくなりました。

 二つ目に、信号無視をするようになりました。信号無視をすると聞くと、それはルールに反しているのではないかと思う方もいらっしゃるかと思います。しかしそうではありません。横断歩道を渡っていて、イギリスでは歩行者用の信号機は歩行者の安全を確保するための手段でしかないということに気づきました。後に知ったことなのですが、なんと、イギリスでは歩行者の信号無視は法律で規制されておらず、個人の判断に委ねられているということです。これは本当に驚きでした。

 次に、文化の違いをいくつか紹介させていただきます。

 私は寮に住んでいるので、一日3食はダイニングホールで食べています。食事についてなのですが、メインディッシュはヴィーガン、ベジタリアン、お肉料理から選ぶことができます。この三つの種類から選ぶことができることに驚きました。イギリスのレストランでは、ヴィーガン用、ベジタリアン用と分かれています。このシステムはいつ日本で取り入れられるのか気になるところです。イギリスでは、環境のこと、地球のことを考えて食生活を送っている人が沢山いるというところに感心するばかりです。

 そして、イギリス人は雨が降っていても傘を差しません。これは、道が狭いことにも関係しているのか分かりませんが、土砂降りの中でもフードを被って歩いています。これも私にとって一つのカルチャーショックでした。(笑)

 最後に、イギリスにはパブの文化があります。街を歩いていてパブを見かけないことはありません。大学のソサエティ(日本でいうサークル)もパブで行われることが多いです。日本ではあまりパブを見かけたことがないので驚きました。

 まだまだ書きたいことはありますが、明日の授業の準備もあるのでこの辺りにしておこうと思います! 

 Thank you for reading!

 

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(入学式が行われたダラム大聖堂。ハリーポッターの撮影が行われた場所としても知られています。 9月29日撮影, ダラム)

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