学生

大学院生

アイコン 氏名 趣味・特技 刺激になった書籍 関心領域 研究キーワード 出身地 研究概要

ソウテン

登山・歩き旅・バトミントン

『信仰、儀式と郷土社会:風水の歴史人類学探索』

風水人類学 風水文化、日本植民主義、アイデンティティ 中国湖南省 1895-1945年、日本は「同化政策」によって台湾を植民地化した。伝統文化である台湾の風水も例外ではなく、日本の植民地主義の影響を受け、新たな火花を散らしている。その中で、風水師は風水の発展と継承を実現する重要な媒介となっている。私は風水師の実践活動を考察することによって、台湾民衆のアイデンティティを検討したい。
寺本新乃

読書・朝顔の観察

『ファットの民族誌』

スポーツと食 特に相撲

スポーツ人類学、多様性、民族料理

アジアの島国日本の福岡県

相撲の食は、栄養学的な立場からは不健康だと批判されがちである。しかし、勝つために体重が必要な相撲界における食や健康という考えは、栄養学的理解とは異なっているのではないだろうか。そこで私は、力士本人や相撲に携わる人々へのインタビューを行い、さらに相撲を海外の民族スポーツと比較検討し、相撲における食を当事者の視点から明らかにして、加えて人間にとって健康とは何かを検討したい。

icon_dauran.jpg ダウラン・アリフ カメラ・旅行 『想像の共同体』 移民研究 移民、介護 アジア大陸の中心 経済連携協定(EPA)の枠組みによる外国人看護師・介護福祉士の受け入れは2008年度に始まったが、2017年度にはさらに「介護」という在留資格が新設された。しかし、諸制限があって、長く仕事に従事できず、短期間で帰国してしまうケースが多く発生している。このような中、看護師・介護福祉士を目指して来日した外国人の生活実態がどうなっているのかを、九州地域における参与観察やインタビュー調査によって明らかにしたい。
icon_dhirifu.jpg ディリフ バスケットボール・将棋 『人類学とは何か』 先進国とされる現代日本における狩猟の実態 獣魂碑、猟師 興安嶺の南ふもと 獣魂碑や猟師に注目しながら日本の狩猟文化を研究している。猟師たちは、屠られた動物のため、獣魂碑などを建ててきた。今の猟師たちはどのような思いが込めて獣魂碑を建てているかが私にとって課題である。人類学者ティム・インゴルドによれば、文化人類学にとって重要なのは「他者を真剣に受け取ること」であるという。私も先入観を排除して日本の狩猟者たちの生活に溶け込んで狩猟の世界を理解していきたい。
icon_sharafu.jpg シャラフ イスラムإسلام شرف 音楽・演奏 『ピダハン』 日本における言語状況 ダイグロシア、二言語併用 ファラオの故郷 ある言語社会において単一言語内の二つ以上の言語変種があり、それぞれ一定の社会機能を持ち、異なる状況において話し手がその二つを使い分けている状況を「ダイグロシア」と言う。アラブ世界では文語である「フスハ―」と口語である「アンミーヤ」が併存しており、日本においても「標準語」や「方言」という二言語併用状況がある。私はアラビアと日本を比較しながら、ダイグロシアの側面から言語とアイデンティテの関係を明らかにしていきたい。
icon_charisu.jpg チャリス/CHARISU 楽器蒐集・演奏

『ソウル・ハンターズ』

『メイキング』

楽器、音の在り方&その魅力 音、感覚、アイデンティティ 万里の長城の北 アルタイ山脈の民に共有される楽器および音の在り方と彼らの暮らしといかに絡み合っているかを、文化人類学的に研究している。この研究によって、なぜ楽器・音は人間を魅了するのかという問いに答えつつ、現地民のみならず、人間一般にとってのモノ(楽器)・音・アイデンティティの関係を解き明かしたい。