最終更新:2025-04-10
受験を希望される皆さんへ
入試情報については,熊本大学および文学部の公式ページをご参照ください。
令和7年度(2025年度)の熊本大学文学部オープンキャンパスは,8月2日(土)に対面開催で実施予定です。
また,その他の情報や各種データについては,次のページを目次としてお使いください。
熊本大学文学部で日本語・日本文学を学ぶには
熊本大学文学部では,2年次から本格的な専門教育が始まります。
日本語日本文学を専門とする学生の4年間の学習は,以下のような流れになっています。
1年次
- 熊本大学 文学部 文学科に入学。
- 教養教育を受けるとともに,「日本語日本文学入門」などの導入的な授業(専門基礎科目)で学びます。
- 後期にコース分けガイダンスと所属コース希望調査が行われます。
2年次
- 「東アジア言語文学コース」に所属。
- 「日本語学概論」「日本文学概論」で各領域の基礎的な知識を学ぶ(基盤科目)とともに,「日本語学基礎演習」「日本文学基礎演習」で研究に必要な調査・分析の基礎を習得します(展開科目)。
3年次
- 「日本語日本文学履修モデル」を選択。
- 「日本語学特殊講義」「日本文学特殊講義」でより詳しい知識を身につけ,「日本語学演習」「日本文学演習」でより高度な調査・分析の方法を学びます(展開科目)。「課題研究 I」では自分の研究課題を設定し,研究の方法論の習得を図ります。
4年次
- 各指導教員のゼミ(古典文学・近現代文学・日本語学)に所属。
- 「課題研究 II」「課題研究 III」で発表・意見交換を行いながら具体的なテーマを設定し,「卒業論文」を執筆します。
なお,文学部や文学科のカリキュラム全体のイメージについては,「文学部案内(2025年度)」(p.12)をご覧ください。
また,1年間の行事などについては,日文の活動報告もご覧ください。学生が企画・運営するさまざまな恒例行事を行っています。
どのような授業を受けられるか
各専門分野の授業をいくつかご紹介します(2025(令和7)年度開講分)。
以下のリストの授業名をクリックすると,大学公式のシラバス(授業概要)のページが開きます。
日本語学(現代語)
担当:茂木 俊伸
日本文学(古典文学)
担当:日高 愛子
日本文学(近現代文学)
担当:坂元 昌樹
どれくらいの学生がいるか
現在の所属学生(「日本語日本文学履修モデル」選択)の数は,次のとおりです。
また,最近5年間の卒業生の数は,次のとおりです。例年,15~20名の学生を送り出しています。
- 令和6年度卒: 17名
- 令和5年度卒: 24名
- 令和4年度卒: 19名
- 令和3年度卒: 15名
- 令和2年度卒: 11名
どのような研究ができるか
3年生から4年生にかけて,自らの興味・関心に基づいて具体的な研究テーマを決め,教員のサポートを受けながら,最終的に論文の形に仕上げます。
最近5年間の卒業論文の題目の例は,次のとおりです。
日本語学
- 「しんどい」の新用法について
- パンの食感を表すオノマトペ
- ボーカロイド曲の歌詞の特徴分析
- 熊本方言形容詞「せからしい」の意味分析
- 長崎市方言における「バイ」「タイ」の使用実態
日本文学(古典文学)
- 柏木論
- 朧月夜論―変容する女像
- 正徹攷―享徳二年「日吉奉納百首」を中心に―
- 『平中物語』論
- 「俊寛」の受容史―『平家物語』から芥川龍之介まで
日本文学(近現代文学)
- 近代文学に描かれた怪異の研究
- 菊池寛作品と同時代作家の関係研究
- 河野裕子研究
- 辻村深月作品研究
- 映画『ドライブ・マイ・カー』論
どのような道に進むか
近年の日文の卒業生の主な進路としては,教員や公務員としての就職,そして一般企業への就職が挙げられます。
また,熊本大学をはじめとする大学院に進学し,専門性を深める道を選ぶ人もいます。
- 就職(自治体等): 高等学校・中学校教員(九州各県),公務員(国家,九州・沖縄各県)
- 就職(一般企業): 教育関連,メディア・出版業,金融・保険業,サービス業,流通業,情報通信業ほか
- 大学院進学: 熊本大学大学院,大阪大学大学院ほか
なお,取得可能な資格については,大学の公式ページ[取得できる免許・資格等]および文学部公式の「文学部案内」をご覧ください。
また,文学部全体の就職状況については,大学公式の[卒業・修了後の進路状況]を,大学全体の就職支援体制については,[就職支援プログラム]をご参照ください。