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現地調査

内モンゴル自治区赤峰市バーリン右旗

いち早く定住化が進む内モンゴル自治区東部の一部地域においては、2000年代に入ってから、放牧することを禁止する「禁牧政策」が進められてきました。
それまで草原で放牧されていた家畜は畜舎のなかで飼養されるようになりました。
この政策によって、「人」「畜」「草」の三者関係が大きく変わりつつあります。
牧畜民が言う「五畜(馬、牛、羊、ヤギ、ラクダ)」のなかでまだ自由に草原を練り歩くことが許されている種は、個体数が急減したラクダのみです。