令和5年度文化庁メディア芸術連携基盤等整備推進事業分野別強化事業「マンガ刊本アーカイブセンターの実装と所蔵館ネットワークに関する調査研究」の一環として、一般参加型シンポジウム「マンガ刊本アーカイブセンターの創設に向けて」が開催されます。
マンガの単行本や雑誌(両者を合わせて「刊本」と呼びます)は、作品の中間生成物である「原画」とは異なり、長らく、複製芸術としてのマンガ作品が公表される最終形態でした。長い歴史を積み重ね、大量に存在している「刊本」は、私たちの日常においてごく身近な存在であり続けてきたこともあり、その重要性や価値がまだひろく認識されてはいません。
本シンポジウムの第1部では、原画と同様、日本のマンガ文化を支える貴重な資料として位置づけられるマンガ刊本を保存する意義、 これまでの文化庁における刊本のアーカイブに関する事業の成果とそこからみえてくる課題、全国的規模での刊本アーカイブネットワークの必要性について発表します。つづく第2部では、全国的規模での刊本の保存・活用ネットワークの要となる相談窓口「マンガ刊本アーカイブセンター(MPAC)」の役割や機能について説明し、センターに期待される役割や、先行する「マンガ原画アーカイブセンター(MGAC)」との協業に向けての議論を行います。
主催:文化庁 / 共催:国立大学法人熊本大学
日時:令和5年10月21日(土)13:00~16:15
会場:明治大学 駿河台キャンパス 研究棟2階 第9会議室
入場無料(先着80名)
【プログラム】
第1部 刊本のアーカイブに関する事業のこれまで(13:00~14:30)
司会 吉村和真(京都精華大学)
趣旨説明・登壇者紹介
イトウユウ(京都精華大学)
森川嘉一郎(明治大学)
橋本 博(NPO法人 熊本マンガミュージアムプロジェクト)
鈴木寛之(熊本大学)
総合討論
第2部 刊本アーカイブセンター・刊本ネットワークの未来(14:45~16:15)
司会 鈴木寛之(熊本大学)
趣旨説明・登壇者紹介
池川佳宏(熊本大学)
加藤泰三(個人研究者)
桑尾和志(高知まんがBASE)
淺野隆夫(札幌市まちづくり政策局/札幌市中央図書館)
大石 卓(マンガアーカイブ機構)
まとめ
【会場への入り方】
明治大学 駿河台キャンパス 研究棟2階 第9会議室
(リバティータワー裏 「明治大学 子どものこころクリニック」と同じ建物)
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
参考:「明治大学 子どものこころクリニック」への入り方
https://www.meiji.ac.jp/mhc/6t5h7p000039z2uj.html
【内容に関する問い合わせ先】
熊本大学文学部附属 国際マンガ学教育研究センター
TEL 096-342-2306
E-mail mangarc@kumamoto-u.ac.jp