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活動報告

Activities

2022年12月10日 熊本大学文学部附属国際マンガ学教育研究センター開設記念「マンガ刊本アーカイブのめざすもの」を開催しました

 本センターの開設記念企画として、2022年12月10日に熊本大学内にてシンポジウム「マンガ刊本アーカイブのめざすもの」を開催しました。センター教員とマンガ関連アーカイブ施設関係者が登壇し、第一部「国際マンガ学教育研究センターの展望」では本センターが計画する刊本アーカイブがめざす内容とその意義について、第二部「『刊本』と『原画』両アーカイブのさらなる連携に向けて」では日本各地のマンガ関連アーカイブ施設で展開されている刊本と原画の展示企画の事例などについてパネルディスカッションを行いました。

【日時】2022年12月10日(土) 14:00~16:30 (開場13:30)
【場所】熊本大学黒髪北地区 文法学部本館2階「A1講義室」
【主催】熊本大学文学部附属国際マンガ学教育研究センター
【協力】文化庁メディア芸術連携基盤等整備推進事業 / くまもとマンガ協議会

【プログラム】
14:00 開会挨拶 小川 久雄 熊本大学学長
14:05 趣旨説明 鈴木 寛之 熊本大学大学院人文社会科学研究部准教授
14:15 パネルディスカッション(第一部)「国際マンガ学教育研究センターの展望」
  吉村 和真 京都精華大学専務理事/マンガ学部教授 *司会進行
  水元 豊文 熊本大学文学部附属国際マンガ学教育研究センター長/文学部長
  日髙 利泰 熊本大学大学院人文社会科学研究部准教授
  橋本 博 NPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクト代表/合志マンガミュージアム 館長
15:00 ~休憩~
15:15 パネルディスカッション(第二部)「『刊本』と『原画』両アーカイブのさらなる連携へ向けて」
  池川 佳宏 熊本大学文学部附属国際マンガ学教育研究センター特定事業研究員 *司会進行
  イトウユウ 京都精華大学国際マンガ研究センター特任准教授
  大石 卓 横手市増田まんが美術館 館長
  ヤマダトモコ 明治大学米沢嘉博記念図書館 展示スタッフ(ビデオ出演)
  表 智之 北九州市漫画ミュージアム 専門研究員
16:25 閉会挨拶
司会 鈴木 寛之 熊本大学大学院人文社会科学研究部 准教授

【参加】参加費無料、フォームから事前予約制(定員120名)

 参加者は96人、登壇者やスタッフ、取材を含めて計約120人の参加があり、テレビ局(TKU、KAB)、熊本日日新聞社、日本経済新聞、くまもと経済新聞、肥後ジャーナルの取材を受け、後日報道されました。
 小川学長による開会挨拶のあと、第一部では、これまでのNPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクトなどの熊本県内でのマンガ刊本についての取り組みと、「くまもとマンガ協議会」設立を経た本センターの位置づけと役割、マンガ学の拠点として必要不可欠である本センターが収集するマンガ刊本アーカイブについて、登壇者の各報告を受けて語り合いました。
 第二部では、いずれも重要なマンガ資料である「原画」と「刊本」について、熊本県内(合志マンガミュージアム・湯前まんが美術館)での活用事例、明治大学米沢嘉博記念図書館、京都国際マンガミュージアム、横手市増田まんが美術館、北九州市漫画ミュージアムの各アーカイブ施設の特色に応じた活用事例を発表し、各施設の原画と刊本をつなぐデータベースの必要性などをディスカッションしました。また、参加者からは活発な質疑応答がみられました。

シンポジウムの熊本大学からの広報・告知チラシPDFはこちら

https://www.kumamoto-u.ac.jp/event/zinbun/20221210