メアリー・ギャラハー先生(アイルランド国立大学ダブリン校)の講演会を開催しました

アイルランド

講演中のギャラハー教授
質疑応答中、司会を務める本センターの松岡准教授(右)の質問に耳を傾けるギャラハー教授(左)

2019年2月27日(水)に本センターと熊本大学グローバル教育カレッジの共催でアイルランド国立大学ダブリン校(University College Dublin)のメアリー・ギャラハー(Mary Gallagher)教授を招いて公開講演会を行いました。

「Lafcadio Hearn: Homeless Writer, Orphan Writings?」(ラフカディオ・ハーン ― 故郷のない作家、孤児による作品?)というテーマで、ギャラハー教授は自身のハーン研究の経緯と研究成果を紹介したのち、ハーンのシンシナティ時代を具体例に挙げ、ヴァルター・ベンヤミンの物語論を手がかりに、文学における物語の所有権等について考察されました。講演終了後には、本学の教職員と学生だけではなく、一般の方々もオールイングリッシュでギャラハー教授と活発に意見を交換しました。

ギャラハー教授は今回が初めての日本訪問でしたが、長年研究して来られたラフカディオ・ハーンの足跡を辿って、講演会の前後に2回も安政町の小泉八雲熊本旧居を訪れるなど意欲的に活動され、次の日は松江へと旅立たれました。(バウアー)

ギャラハー教授から本センターに進呈された書籍

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