Last update: 2023/03/31
「とりたて」関連研究文献目録
茂木 俊伸(熊本大学)
はじめに
- この文献目録は,現代日本語の「とりたて」および「とりたて詞」「副助詞」「係助詞」,その他関連する表現に関する研究論文・調査報告・概説・教育実践等の文献の書誌情報を集めたものです。
- 現在,2000〜2023年の24年分の文献,計1,217編に関する情報を公開しています。
- 論文の本文がインターネット上で公開されている場合は,本文へのリンクを設けています。
- 本目録の情報の利用によって何らかのトラブルが発生したとしても,管理者は責任を負いません。自己責任の範囲においてご利用ください。
→ 2020年代の「とりたて」関連研究文献目録 (2020〜2023年分を公開中)
→ 2010年代の「とりたて」関連研究文献目録 (2010〜2019年分を公開中)
→ 2000年代の「とりたて」関連研究文献目録 (2000〜2009年分を公開中)
収録範囲
- 資料の種類
- 日本国内で発行された,和文の文献の情報を中心に採録しました。
- ただし,一部に海外文献,外国語文献を含んでいます。
- 資料の形態
- 紀要,学会誌,書籍,雑誌(商業誌)に掲載されている文献を中心に採録しました。
- 関連する書籍の書評論文,文献目録も採録対象としました。
- 一部のプロシーディングスを除き,学会予稿集の論文は対象としていません。また,上の形態の資料に収録されている文献でも,卒業論文・修士論文の要旨,学会発表の要旨については対象外としました。
- 対象となる言語
- 現代日本語(共通語)に関する文献を中心に採録しました。
- 網羅的ではありませんが,「とりたて」に関する理解を深めるために,古典日本語や方言の「係助詞」「係り結び」に関する文献,他言語の対応する語に関する文献も一部含まれています。
- 対象となる語
- 原則として,沼田善子(2009)『現代日本語とりたて詞の研究』(ひつじ書房)で取り上げられている次の語に関する文献を採録しました。
- 「だけ」「ばかり」「しか」「のみ」「も」「まで」「さえ」「すら」「でも」「だって」「くらい/ぐらい」「など/なんか/なんて」「こそ」「は(対比)」
- ただし,「とりたて」の範囲には諸説あるため,次のような文献も広く採録対象としました。
- 程度・概数量・範囲を表す「だけ」「まで」,例示を表す「など」等に関する文献
- 「だけに」「ばかりだ」「までもない」のような複合辞に関する文献
- また,関連して,以下のような語に関する文献も一部含まれています。
- 「が(総記)」「だに」「きり」「より」「ほか」「以外」「たり」「とか」「(数量詞+)と」「程度」など
研究分野
- 日本語学・国語学,言語学の文献が中心ですが,国語教育,日本語教育,自然言語処理等の分野の文献も一部採録しています。
表記法など
- 配列
- 出版年月日順に並んでいます。
- 「月日」が不明の文献は,当該年の末尾に配置しました。
- 書誌情報の表記
- 著者名,発行年月,論文タイトル(サブタイトル),資料名,巻号,ページ,発行元,の順に示しました。
- サブタイトルはすべて「:」で区切る形で表示してあります。
- 再録情報
- 最新の版が参照できるように,単行本等に再録(加筆修正がなされているケースも含む)されている文献には,再録情報を示してあります。ただし,網羅的ではありません(順次情報を追加中です)。
- 文字
- 通常のテキスト形式で記述できない特殊な文字や記号は,数値文字参照を使って記述しています。
付記
- 本文献目録は,以下のプロジェクトの成果を含んでいます。
- 本文献目録の作成にあたり,同テーマの次の目録を参照しました。
- 沼田善子(2002)「とりたて詞関係文献資料集」『筑波大学東西言語文化の類型論特別プロジェクト研究成果報告書 平成13年度 V(PART I)』,pp.53-75,筑波大学東西言語文化の類型論特別プロジェクト研究組織.
- 小野公仁香(2004)「[書誌作成新人集] 国語学「とりたて詞」に関する書誌」『文献探索』2004,pp.397-402,文献探索研究会.
- 「日本語の熊手:論文データベース」(熊本県立大学 半藤英明研究室)
- 本文献目録を,次の文献でご紹介いただきました。
- 沼田善子(2020-11)「〔第6章〕とりたて詞」『日本語ライブラリー 現代語文法概説』(井島正博(編)),pp.66-76,朝倉書店.
- 山田昌裕(2021-09)「〔第5章2節〕とりたて」『日本語文法百科』(沖森卓也(編)),pp.291-302,朝倉書店.
- 本文献目録の作成の背景・評価については,以下の文献をご覧ください。(リンク先は「鳴門教育大学機関リポジトリ」です。)
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