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世界システム史学

歴史資料学

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最近5か年間(1991〜96年)の史学科卒業生602名の進路は次のとおりです。

官公庁・各種団体 15%
教職 9%
マスコミ・出版・印刷業 35%
商社・情報・製造・建設業 20%
サービス業 17%
金融・保険業 7%
大学院進学 19%
予備校等 3%

最終更新日2006/06/30

 歴史の研究は、過去の事象について、実際はどうだったのか、当時の社会でどういう意味を持っていたのか、またそれが今日どういう意味をもっているのかを実証的に研究し、これをとおして「時代」という矛盾を含む巨大でダイナミックな構造体を把握する「科学」です。

img01.jpg (34711 バイト)旧科学実験室棟 この前を毎日とおって通学する

 個々の成果が集約され、解釈が加わって、ようやく一つの歴史像ができあがります。歴史像の構築を目指して、熊本大学の歴史学科は、アジア史学・西洋史学・文化史学・日本史学・考古学の5分野を備えています。皆さんは2年次に自らの希望に基づいてどれかを選択し、専門的学習と研究を始めます。

 歴史学科では、世界を一つのまとまったシステムとしてとらえています。世界の歴史がそれぞれに個性を持った各国・地域の、相互に影響しあう仕組みの中で展開してきたことをふまえ、広がりのある歴史研究を目指します。このようにみると、アジア史学西洋史学は密接にかかわっています。

 こうした見方とは別の角度から歴史を考えるのが、文化史学です。ここでは、近代世界形成期の社会思想を中心として、グローバルな視野で学習します。比較史・相互交流史などの方法を用い、知・人権・交流をキーワードとした多面的なアプローチによって、柔軟な思考態度と国際的視野を身につけることをめざします。

img10.jpg (19436 バイト)歴史学の基礎にある「文字」と「もの」という根本資料をもとに、実証的作業を積み重ねて歴史を組み立てていくのが、日本史学・考古学の世界です。ここでは、古文書講読や遺跡の発掘調査などが、大きな比重を占めます。

 このように歴史学科の分野はそれぞれに特徴をもっていますが、どの分野を選ぶにしても、史(資)料の収集と、これ分析をするための方法を磨くことが鍵です。そのために、専攻分野に応じて古文書、漢文、外国語、古典語などの読解力も要求されます。こうした鍛錬の末、4年次には各自の学習と研究の成果を卒業論文として提示することになります。

 

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