拝啓　盛夏の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

　さて、この８月から９月、熊本大学文学部考古学研究室では、上天草市教育委員会の協力を得て、熊本県上天草市所在千崎(せんざき)古墳群の発掘調査および長砂連(ながされ)古墳石障(せきしょう)の実測調査を下記の要領で実施いたします。

　つきましては、お忙しい折とは存じますが、ご都合がつきますればぜひご来跡の上御指導賜りますようお願いかたがたご案内申し上げます。





　調査遺跡
　　　　千崎古墳群：古墳時代前期から中期の小円墳群、主な内部主体は箱形石棺
　　　　長砂連古墳：直弧文の刻まれた石障が残存

　所在地(古墳の位置図 PDF:1,981KB)
　　　　千崎古墳群：熊本県上天草市大矢野町維和千崎3080・3081他
　　　　長砂連古墳：熊本県上天草市大矢野町中長砂連7554

　調査主体
　　　　熊本大学文学部考古学研究室・上天草市教育委員会

　調査体制
　　　　調査担当：杉井健(熊本大学文学部助教授)・森幸一郎(熊本大学文学研究科修士課程)

　調査期間
　　　　２００４年８月３０日（月）〜９月１７日（金）（予定）

　調査目的
　　　　千崎古墳群：古墳の構造・規模の解明
　　　　長砂連古墳：装飾文様(直弧文)構成の解明

　宿　舎
　　　　合図マリンステーション（熊本県上天草市松島町合図6061）


※調査の進行状況との関連もありますので、現場にお越しの際はご連絡いただければ幸いです。
(調査終了の時期は変更の可能性があります。特に長砂連古墳の調査は期間前半で終了します。)
　連絡先
　　　　杉井　健：096-342-2421(大学研究室)・090-9478-8040(発掘調査中とその前後の期間通話可)
　　　　森幸一郎：090-9605-2922