文学部通信第15号
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文学部 ~この1年~文学部 ~この1年~■英語英米文学  刀根 真央さん(3年) 英語英米文学研究室では、英語圏の文学を通じて作者や作品だけでなく、その背景にある時代や文化についても学びます。 主にテキストは英語で読み、授業も英語で行われます。そのため、英語に触れる機会が自然と増え、英語独特の言い回しや作者による表現の違いなども楽しむことができます。 一週間あたりに読む英文の量がとにかく多いため、あらかじめ作品を読み進めるのにかなりの時間がかかりますが、その分毎時間の授業で得られるものは多く、日々自分の成長を実感できます。 11月になると年に一度の英文学会総会があり、学生や先生方だけでなく、卒業生の方と縦の関係が築けることもこの研究室の特徴です。■独語独文学   原田  侑さん(3年) 独語独文学研究室では、ドイツの文学や言語、思想、文化だけでなくドイツ語圏の音楽、美術、歴史など幅広い分野の研究を行なっています。講義では先生方から興味深いお話を聞くことが出来、自分の関心を広げるきっかけを得られます。先生方と学生の間でのコミュニケーションが取りやすく学生同士も仲が良いので、素敵な環境で楽しく学べる事が魅力の一つです。また、留学生との交流を積極的に行なっており、お互いに日本語やドイツ語を教え合ったり、パーティーを開催して楽しんでいます。私たちの研究室は、毎日ドイツ語やドイツ文化に触れ、それぞれの知識や価値観を磨きながら充実した学生生活を全員が送ることのできる場所です。■仏語仏文学   吉田 結香さん(3年) 仏文研究室では、4月から2年生4名を迎え、総勢7名となりました。5月の新歓コンパでは全員でフランス料理を楽しみました。また、6月にはフランスへ留学していた4年生が帰国し、7月に仏留学報告会を開きました。留学を目前にした学生が意気込みを、留学を終えたばかりの学生がその体験を、先生は仏作家について発表するなど、とても有意義な時間でした。8月のオープンキャンパスでは多くの高校生が研究室を訪れてくれ、その生き生きした表情に元気をもらいました。9月にはボルドー大の学生が来日し一緒に授業を受けています。来年度も留学生との交流を盛んにしていきたいです。■中国語中国文学 阿邉山 和紗さん(3年) 中国と聞くと、何を思い浮かべますか。中華料理や中・高で学ぶ漢文、あるいは昨今の日中関係など様々だと思います。中国は日本と古くから影響を与え合ってきました。日本にとって、その存在は今も昔も大きなものです。中国語中国文学研究室では中国の古典や近現代文学、更にはその基盤となる言語、思想、社会情勢など様々な中国を学ぶことができます。今年度新たに着任された渡辺先生を含め4人の先生のもと日々楽しく知識を深めています。留学生を含め学生の仲が良いのはもちろん、時には先生と火鍋を囲みながら熱くお話しすることもあり、和やかな研究室です。時を超えて古人と対話し、同時に今の激動する中国を探求することもできる場所です。■比較文学     石上 愛子さん(3年) 比較文学研究室では、国や時代の枠組みにとらわれない文学・文化研究を行っています。研究対象においては文学同士だけに留まらず、絵画や演劇や映画なども含まれます。文学を研究する場合、翻訳と原典を比較したり、時代を経るにつれての作品受容の変化を追求したりと様々です。過去の卒業論文には、アイザック・アシモフと20世紀のロボットについて、『源氏物語』の英訳との比較、漫画をテーマにした研究もありました。今挙げた以外でも、自分が興味を持ったことであれば、文学・文化を問わず、広い範囲においての研究が可能な学問分野が比較文学分野なのです。授業ではこうした様々な研究を通して知識を深め、多角的なものの見方を養っていきます。■言語学     須藤 舞さん(3年)  言語学研究室では、課題研究の授業を3年生と4年生が合同で行い、4年生の発表を3年生も聞くことが出来ます。このことで、内容が参考になることはもちろん、3年生のうちから自然と卒業論文に向けて意識を向けることが出来ました。先生には3年の夏ごろから卒論の内容を考えておくようにと言われていましたので、卒論には他の研究室よりも早め早めに取り掛かれると思います。また、先生方は卒論だけでなく、就活についてもとても気にかけてくださります。先生が就活を支援してくださる研究室ほど、勉強に対しても熱心であるという話を聞きます。人数が少ないですが、その分学生の面倒を手厚く見てくださっています。■日本語日本文学 野波 茉由子さん(3年) 日本語日本文学(日文)研究室では、古典文学・近代文学・日本語学を学ぶことができます。幅広く学びながら、自分の興味のある分野を深めていくことができ、普段は気がつかない日本人の考え方や歴史に触れることができます。 日文研究室では、親睦を深めるためのイベントも様々あり、新歓や研修合宿、鍋パーティなどが行われています。今年度の合宿は、柳川(福岡県)と島原(長崎県)へ行きました。夜には百人一首大会もあり、白熱したバトルが繰り広げられました。このようなイベントを通して、同級生や先輩方、先生方と自然に仲良くなることができます。和気あいあいとした雰囲気の中、楽しく充実した学生生活を送っています。文学部通信 第15号5▲ オープンキャンパス▲ ある日の授業風景▲ 研修旅行(柳川・御花にて)文 学 科▲ 英文研一同  2 April 2015▲ 山鹿合宿にて▲ 7月の仏留学報告会▲ 卒業論文の発表会

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