文学部案内2019年度
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文学部歴史というダイナミックな構造体を探求する・歴史を学ぶことを通じて、「人間」の本質と可能性を探究し、新しい時代と社会を切り開いていこうとする意欲をもった人・国際交流や国際協力などの実践的活動に関心をもち、歴史という長期的視点から、異文化社会の本質を理解したいと考えている人・遺跡発掘調査や史料解読といった高度の技能を身につけ、より高い専門性をもって、文化財行政や歴史教育に携わりたいと考えている人求める人材像歴史の研究は、過去の事象について、実際はどうだったのか、当時の社会でどういう意味をもっていたのか、またそれが今日どういう意味をもっているのかを実証的に研究し、これを通して時代という矛盾に満ちた巨大でダイナミックな構造体を把握する学問です。個々の研究の成果が集約され、解釈が加わり、ようやく一つの歴史像ができ上がります。歴史学といえば、古文書や本を相手に部屋の内で黙々と研究しているというイメージがあるかもしれません。歴史学科では、史資料や文献の収集と、それらを分析する力を身につけます。そのために、古文書や漢籍、外国語、古典語の読解力も鍛えます。それを基本としつつも、本学科では遺跡発掘調査や地域での古文書調査などで、大学の外でも先輩後輩がともに研究調査活動を実践しています。学生自らが過去の社会について調べ、考えたことを教員や仲間と議論する。その結果得た研究成果は卒業論文として提示されるだけでなく、学生が主体となって作成する刊行物や研究会を通じても発信されます。そのような学生たちの専門的な学びは、アジア史学、西洋史学、文化史学、考古学、日本史学という5つの教育研究領域で日々行われています。Department of History歴史学科歴史学科について詳しくは検 索熊本大学 歴史学科文学部アドミッション・ポリシーより一部抜粋

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