慶田研究室ニュース

【日本文化人類学】「白山人類学研究会」2019年度第1回定例研究会のお知らせ

日本文化人類学会経由でのお知らせです。
詳細は以下の通りです。(今林)

【「白山人類学研究会」2019年度第1回定例研究会のお知らせ】
 
下記のとおり、「白山人類学研究会」2019年度第1回定例研究会をおこないます。
研究会への事前の参加登録は不要です。皆さんの参加を歓迎いたします。
 
◎「白山人類学研究会」2019年度第1回定例研究会
 
【日時】2019年5月13日(月)17:00~19:30
【会場】東洋大学白山キャンパス8号館3階 8305教室
    http://www.toyo.ac.jp/site/access/access-hakusan.html
    *研究会終了後、懇親会をおこないます。
 
【内容説明】
◇発表題目
「ムスリム女性」のステレオタイプに抗う―エジプト女性の宗教実践を事例に         
◇発表者
嶺崎 寛子(愛知教育大学 准教授)
◇要旨
グローバル化が進む昨今ですら(だからこそ?)、「ムスリム女性」の実態やその「リアル」は、なぜか未だに捉えがたいものとしてある。ジェンダー・オリエンタリズムや、9.11以降、ムスリム女性の救済を口実に侵攻を正当化するグローバルな政治の文脈にムスリム女性の表象が巻き込まれ、それが政治化したことがその背景にある。ムスリム女性の表象は政治化し錯綜し、当事者の声は聞き手側に都合よく選別・編集されるか、あるいは届かない。本発表では、「主体的に女性であり、かつムスリムであるとは彼女たちひとりひとりにとってどういうことか」という問いを、現時点までの発表者のエジプトでの調査をもとに考える。調査は主に2000年から2008年(および2016年)にかけて行った。エジプトの家庭に居候させてもらい、女性説教師が主催する女性のためのイスラームの勉強会に出、女性たちがウラマー(イスラーム法学者)に電話で寄せた悩み相談に耳を傾けるなどして得た資料から、彼女たちの等身大の姿と、彼女たちの日常に織り込まれるイスラームの姿を、特定の社会的経済的文脈に位置づけつつ示す。さらに、ジェンダー・オリエンタリズムの席巻する日本で、日本語で「ムスリム女性」を研究することの意義についても考えたい。
 

 

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