
この本に関わった教員
茂木 俊伸
Toshinobu MOGI
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コーパスで学ぶ日本語学 日本語の文法・音声
ひとこと紹介
ことばの実態を捉える材料とするために、書き言葉・話し言葉を大量に収集して検索できるようにしたデータを「コーパス(corpus)」と言います。本書は、コーパスを利用して日本語を分析する手法を解説したテキスト「コーパスで学ぶ日本語学」シリーズの「文法・音声」の巻です。
本書では、「ら抜き言葉」のような現象や発音のバリエーションの分析方法、また日本語のコーパスについても詳しく解説しています。私は第3章「コロケーション」の執筆を担当し、名詞と動詞の組み合わせ、例えば「心を盗む」「心を奪う」のどちらがよく使われるのか等を調べる初歩的な方法を概説しました。
ここで紹介した「NINJAL-LWP for BCCWJ」は、研究だけでなく、文章を書いていて表現に迷ったときなどにも使えますので、ぜひご活用ください。
主要目次
- 第1章 コーパスでとらえる日本語の文法・音声(丸山岳彦)
- 第2章 ら抜き言葉(佐野真一郎)
- 第3章 コロケーション(茂木俊伸)
- 第4章 文法形式のバリエーション(丸山岳彦)
- 第5章 話し言葉の非流暢性(渡辺美知子)
- 第6章 発音のバリエーション(小磯花絵)
- 第7章 話し言葉の経年変化(丸山岳彦)
※ 詳細な目次は出版社のページでご確認ください。