
よくわかる地域社会学
ひとこと紹介
本書は「やわらかアカデミズム <わかる>シリーズ」のうちの1冊として刊行された、地域社会学の入門書です。本書の特徴は、地域社会学の各トピックについて、2ページまたは4ページで簡潔にまとめられている点です。1つ1つが短い分、多くのトピックが扱われていますので、みなさんが興味のあるトピックも含まれているのではないかと思います。
私は3章「福祉と子育て」を担当しました。高齢化の地域差、高齢者の家族と地域社会、地域社会における支え合い活動などについて書きました。
初学者向けのわかりやすいテキストですので、地域社会学に興味がある方はぜひ最初の入り口として本書を参考にしていただければ幸いです。
主要目次
- はじめに
- 序 地域社会学の必要性
- 第1部 現代農山村の社会分析
- I 地域社会には都市と農村がある,過疎農山村の現在
- II 環境と農的世界―農的自然と農村の生活
- III 福祉と子育て
- IV コミュニティリサーチと集落点検
- 第2部 伝統農村の変容と継承
- V 「家・村」論のあゆみと現在
- VI 生活環境主義とコモンズ
- VII 暮らしと生業・小農
- VIII むらと女性
- 第3部 都市的世界の展開
- IX シカゴ学派と民族関係論の現在
- X エスニシティとセクシュアリティ
- XI 排除と貧困
- XII 沖縄の都市的生活様式とそのルーツ
※ 詳細な目次は出版社のページでご確認ください。