新・現代農山村の社会分析

この本に関わった教員

吉武 由彩

Yui YOSHITAKE

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新・現代農山村の社会分析

著者・編者
高野和良(編)
出版社
学文社
発行年月
2022年9月
ISBN
978-4-7620-3178-6
本学所蔵
あり
  • 社会学
  • 地域社会学
  • 農村社会学

ひとこと紹介

 本書は1998年に刊行された『現代農山村の社会分析』の問題意識を引き継ぎつつ、近年の農山村の変化を描いた書籍です。そのため、『新・現代農山村の社会分析』という前著を意識したタイトルになっています。本書の特徴は九州地方の農山村において約10年間隔で3回実施した質問紙調査をもとに、農山村の変化を分析している点です。20年間の変化を追った貴重な研究になっています。

 私は5章「過疎農山村地域における高齢者の生きがい」を担当しています。質問紙調査の結果をもとに、生きがいが20年間でどのように変化したのかを分析しています。

 本書を通して農村社会学に興味を持っていただければ幸いです。

主要目次

  • はじめに
  • 第1章 過疎農山村地域における地域集団参加の変化―大分県中津江村1996年調査・2007年調査・2016年調査から
  • 第2章 過疎農山村地域への人口還流と地域意識―大分県中津江村1996年調査・2016年調査,広島県北広島町2006年調査から
  • 第3章 家族と世帯は違う!―基礎集団の変容を問う
  • 第4章 現代農山村集落における住民生活と地域社会の変化
  • 第5章 過疎農山村地域における高齢者の生きがい―大分県中津江村1996年調査・2007年調査・2016年調査から
  • 第6章 過疎農山地域における市町村合併と生活環境評価―大分県中津江村1996年調査・2007年調査・2016年調査から
  • 第7章 現代農山村の展望
  • 付章 過疎地域における社会福祉調査の課題

※ 詳細な目次は出版社のページでご確認ください。