
この本に関わった教員
吉武 由彩
Yui YOSHITAKE
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新・現代農山村の社会分析
ひとこと紹介
本書は1998年に刊行された『現代農山村の社会分析』の問題意識を引き継ぎつつ、近年の農山村の変化を描いた書籍です。そのため、『新・現代農山村の社会分析』という前著を意識したタイトルになっています。本書の特徴は九州地方の農山村において約10年間隔で3回実施した質問紙調査をもとに、農山村の変化を分析している点です。20年間の変化を追った貴重な研究になっています。
私は5章「過疎農山村地域における高齢者の生きがい」を担当しています。質問紙調査の結果をもとに、生きがいが20年間でどのように変化したのかを分析しています。
本書を通して農村社会学に興味を持っていただければ幸いです。
主要目次
- はじめに
- 第1章 過疎農山村地域における地域集団参加の変化―大分県中津江村1996年調査・2007年調査・2016年調査から
- 第2章 過疎農山村地域への人口還流と地域意識―大分県中津江村1996年調査・2016年調査,広島県北広島町2006年調査から
- 第3章 家族と世帯は違う!―基礎集団の変容を問う
- 第4章 現代農山村集落における住民生活と地域社会の変化
- 第5章 過疎農山村地域における高齢者の生きがい―大分県中津江村1996年調査・2007年調査・2016年調査から
- 第6章 過疎農山地域における市町村合併と生活環境評価―大分県中津江村1996年調査・2007年調査・2016年調査から
- 第7章 現代農山村の展望
- 付章 過疎地域における社会福祉調査の課題
※ 詳細な目次は出版社のページでご確認ください。