
この本に関わった教員
シンジルト
SHINJILT
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目でみる牧畜世界
21世紀の地球で共生を探る
ひとこと紹介
定住生活に馴染んだ日本人にとって、移動生活を送る牧畜民の存在は、言語・文化だけではなく、生業的にも異なるラディカルな他者となる。このラディカルな他者を真剣に受け取ることこそ、人類の多元性への理解につながるだろう。
本書は、12人の人類学者や歴史学者が一堂に会して、文字情報に加え、日常の中で撮られた写真というメディアを生かし、アフロ・ユーラシア、アメリカ大陸に分布する牧畜民と、彼らを取りまく環境が構成する牧畜世界を描く。家畜・草原と共に生きることを意味する牧畜民的な共生のありかたを可視化していく映像ドキュメンタリーである。
主要目次
- はじめに
- 地図=本書で扱う社会や地域の分布図
- 総説=世界の牧畜から牧畜世界へ―もう一つの共生を探って
- 第1部 平原を駆ける
- 第2部 極限に暮らす
- 第3部 遊牧を生きる
- 資料編=基本語彙解説/関係年表
- おわりに
※ 詳細な目次は出版社のページでご確認ください。