
일본 속 마이너리티의 시대사적 표상(동아시아 연구총서 제9권)(日本のなかのマイノリティの時代史的表象(東アジア研究叢書第9巻))
ひとこと紹介
本書は、コロナ禍の2022年6月にオンラインで開催された日韓国際シンポジウムの報告集です。日本のマイノリティと聞いても、ごく普通の韓国人には「在日同胞(在日コリアン)」のことしか思い浮かびません。そんな韓国における日本理解の深化を促すべく、在日コリアンに限らない、アイヌ、ウチナー(沖縄)、そして水俣病を生き抜いてきた人びとの歴史と現在について、日韓両国の研究者による多角的な研究の成果を集成しました。
韓国人の読者に読まれることを想定し、全編韓国語で著述された本ですので日本語で読むことはできませんが、本書の存在を通して、本学文学部における研究活動の国際的展開について知ってもらえますと幸いです。
主要目次
※以下すべて邦訳
- 第1部 日本のなかのマイノリティの歴史と重層的表象
- 1.日本の「国家主義」ナショナリズムと共生倫理(権五定)
- 2.二項対立の陥穽:アイヌ地域集団とサイレント・アイヌを中心に(鈴木啓孝)
- 3.シングル・ストーリーを問う:歴史的存在としての沖縄/ウチナー(慶田勝彦)
- 4.関東大地震100周年、正しい情報力と市民社会(李修京)
- 第2部 日本のなかのマイノリティの現在的表象
- 5.在日済州人の歴史と生(李真益)
- 6.〈一人〉になるということ:水俣病を生き抜いてきたある一漁師による舫いの実践(下田健太郎)
- 7.「撮る」「撮られる」の歴史的狭間から:桑原史成が撮った1960年代の水俣病闘争から今日の共同性まで(香室結美)
- 8.帰化在日朝鮮人と「民族名」裁判:会報『ウリイルム』を中心に(林相珉)