
この本に関わった教員
伊藤 弘了
Hironori ITOH
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仕事と人生に効く教養としての映画
ひとこと紹介
本書は一般の方向けに「映画の見方」を教える本です。映画の研究や授業を通して得た知見をこれでもかとばかりに詰め込みました。映画鑑賞に役立つ基礎知識から、映画のおおまかな歴史、よく使われる撮影技法、具体的な分析方法などを、『トイ・ストーリー』『東京物語』『ボヘミアン・ラプソディ』『海街diary』などの古今東西の名作を題材にして、講義形式で解説しています。
執筆にあたって心がけたのは「わかりやすさ」を重視することです。映画研究に興味のある方はもちろん、映画を見るときに気をつけるべきポイントや、映画の感想を書く際のコツを知りたい方にもおすすめです。
主要目次
- プロローグ 「トイ・ストーリー」は難しい?
- 第1講 映画を見たらどんないいことがあるか―人生が劇的に変わる5大効用
- 第2講 映画史を知ればビジネスの基本がわかる―イノベーションと産業の歴史
- 第3講 日本の古典映画はなぜ世界で評価されるのか―黒澤・溝口のすごい仕事術
- 第4講 絵画のように映画を見る―人間の真実を描いた小津の『東京物語』
- 第5講 映画で考える「家族のあり方」―是枝裕和『海街diary』の視線劇
- 第6講 映画のトリックに騙されてみる―ヒッチコックから学ぶ「バイアス」にとらわれない方法
- 第7講 映画の「嘘」を知る―人の心を動かす映像戦略
- 最終講 あなたの感想が世界を変える―情報を整理し、表現する力