氏 名

三瓶 弘喜

SAMPEI Hiroki
職 名 准教授
所 属 歴史学科   世界システム史学コース
連絡先 TEL  | FAX 
Email sampei*gpo.kumamoto-u.ac.jp(*を@に変更して送信してください)
サイト等

専門分野・研究分野

   アメリカ史

研究内容

現在は、以下の3つのテーマと格闘中です!

①18世紀のアメリカ史を、イギリス史あるいはイギリス帝国史を中心にしてではなく、「スペインの遺産」に着目しながら再検討し、また、貿易商人などエリート支配層をセンター・ポジションにおいた歴史像ではなく、社会の周縁に生きた人々(黒人奴隷、船乗り、職人など)の視点から大西洋世界を新たに描き出すこと、とりわけ、彼らが主体的にどう生きようとしたのか、彼らの主体的な「生」(ライフ、life)を紡ぎ出すことが、第1のテーマです。

②アメリカ社会イコール資本主義社会(さらには資本主義の権化)のようなステレオタイプなイメージがありますが、こうした歴史像を19世紀の都市社会に焦点を当てながら、批判的に再検討することが第2のテーマです。 とりわけ、「市場」(いちば)の経済活動に着目して、自由主義的な競争原理とは異なる、別の価値観で(私はこれを「パブリック・エコノミー」と勝手に呼んでいます)、人々の暮らしが営まれていたことを明らかにし、従来の近代社会像を再検討していきたいと考えています。

③20世紀のアメリカ社会では、貧困・スラム・人種暴動のような様々な都市問題が勃発します。とりわけ、貧しいコミュニティでは、地域社会そのものが解体してしまいます。いかなる理由で、またどのようなプロセスで地域社会が解体してしまったのか、「地域社会解体の社会史」を描くことが第3のテーマです。 同時にまた、現在のアメリカでは、様々な「地域再生」の試みが草の根レベルで行われています。こうした取り組みの現場を描くことも、第3のテーマの重要な柱です。

主要な業績等

【著書】
  • 編著『西洋近代における分権的統合 その歴史的課題』(東北大学出版会、2013年)
  • 共著『伝統ヨーロッパとその周辺の市場の歴史』(清文堂、2010年)
  • 共著『比較連邦制史研究』(多賀出版、2010年)
【論文】
  • 「豚と都市社会 -19世紀前半のニューヨークを中心として-」熊本大学文学部『文学部論叢』第108号、2017年
  • 「19世紀アメリカにおける市場法と都市社会 -『良き規制をもつ社会』とパブリック・エコノミー-」熊本大学文学部『文学部論叢』第106号、2015年
  • 他多数

社会的貢献・活動等

 

主要な所属学会

   九州西洋史学会、西洋史研究会、社会経済史学会、アメリカ経済史学会