文学部通信18号
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2019年3月1日発行 文学部教務委員会は、正副委員長のほか各学科選出の4名の委員が教務担当職員と連携して、教務全般の管理運営を行っています。 たとえば、学生は履修登録、コース選択、卒業論文提出、単位取得、身分異動など、様々な手続きを学務情報システムや教務担当事務を通して行いますが、本委員会ではこれらの手続きのために提出された各種書類について審議します。留学や休学をはじめとして、学生の大学内外での生活状況は多様化しており、個別に検討を要する案件が生じる場合もあります。本委員会では、学生の個別状況への配慮と規則の遵守との適正な両立を実現するために、それらの案件について時間をかけて議論をしています。 文学部学生支援委員会は、学生生活全般と就職活動の支援を目的とし、各学科から選出された委員4名と委員長により構成されています。委員長の私は、全学の「学生委員会」と「進路支援委員会」の委員でもあります。 進路支援委員会の役割のひとつに、学生の就職や進路の決定状況を早めに把握し、進路未定の学生に対して、大学のキャリア支援課とともに手を差し伸べることがあります。これを文学部の学生支援委員会委員と協力して行いました。 学生の就職に大きな影響を与える日本の経済状況や労働環境を見ると、短期的には米国と中国の貿易摩擦、中期的には人手不足、長 今年度の熊本大学オープンキャンパスは、8月4日(土)に開催されました。文学部の催しは同日13時から16時30分まで行いました。盛夏の中、受付に早くから長蛇の列ができる盛況で、文学部への参加者は高校生約1500名、保護者等約300名に及びました。 内容は、学科ごとの模擬授業、研究室訪問、保護者説明会、そして来年度新設される新コース(コミュニケーション情報学科現代文化資源学コース)の説明会、の4本柱としました。模擬授業は各学科2名、合計8名の教員による分かりやすい講義がなされ、どの教室も大入りでした。研究室訪問では文学部の20研究室の学生と教員が高校生と直接ふれあう貴重な機会で、研究内容の説明や部屋の装飾などに学生たちが率先して趣向を凝らしていました。保護者説明会には立ち見の方が多数出るほど保護者にご参加いただき、学部長 今年度、2期生となるグローバルリーダーコース(GLC)生10名を迎え、1期生10名と合わせ20名となった文学部GLCは益々活気に満ちています。 文学部の1期生は、本学のGLC生(文・法・理・工学部)に特化した毎週開催のセミナーを全体のリーダー的存在として牽引してくれています。今年度は、約1年をかけ、これまでのGLC生の歩みをまとめた雑誌作りに取り組んでいます。海外短期留学、海外インターンシップ、留学生との合宿、海外の学生たちとの交流イベントや学部紹介等についての記事を英語と日本語でまとめた、記録と記憶に残る作品になることでしょう。担当決めに始まり表紙デザインから構成のすべてを含めたGLC生の主体的活動ですので、まさに発刊に向けて発汗中です。 2期生も先輩に追いつけ追い越せの勢いで、積極的にさまざまな企画に参画しています。GLC生のための特別海外短期留学プログラ 上記業務に加え、今年度は、「コミュニケーション情報学科」内に新年度「現代文化資源学コース」が開設されるため、その履修モデル表の確定に向けての調整作業等も行いました。また、学科選出委員が学科の学生・教員に対応する一方、正副委員長は全学の教務関係の会議に出席し、全学的な議論に参加します。今年度は、来年度以降の新たな全学的教員養成体制づくりに関する会議も開催されました。 このように、文学部教務委員会は、全学的な動きに対応しつつ、文学部の教育が円滑に実施されるよう、一年を通じて教務全般の管理運営を担当しています。これからも、学生にとって大学生活が実り多い学びの場となるよう努めていきたいと考えています。期的には人工知能やロボットとの共存など不安定な要素が待ち受けています。そのような環境の中で自分の特性を生かし、幸せな人生を送るためのヒントを得てもらうためにキャリア科目が提供されています。大学全体の教養科目としても提供がありますが、文学部特有の取り組みとして、2年生後期の授業「キャリア支援A」や、3年生前期の授業「キャリア支援B」の開講などがあります。学生が自分の進路を人生という長いスパンで考える機会と、実践的な就活対策を講じる機会の両方を提供しています。 学生時代は、生活や学習の中でトライアンドエラーが行われていて、それを通じて様々な知恵を身につけてゆく時期です。後戻りできないような失敗をしないように見守るのが当委員会の役割だと考えています。はじめ入試・教務・学生支援の各委員長が回答しました。卒業後の進路やグローバルリーダーコースに対する関心の高さが印象的でした。また新設の現代文化資源学コースの説明会では関係教員が質問に対応し、興味が高まったという意見が多く寄せられました。 オープンキャンパスは文学部の活動を対外的に発信し、受験生を獲得するための重要な機会です。より魅力的な内容となるよう、引き続き改善に努めて参ります。ムにとどまらず、全学生を対象にした海外短期留学プログラムにも1年次から自主的に参加するなど、これまでの文学部生にはなかなか見られなかった機動力をいかんなく発揮しています。2018年11月には、“Kumamoto Earthquake Project”と銘打った課外活動の成果を英語と日本語で発表し、他学部のGLC生や本学の教員たちと活発に意見交換する姿が見られました。その様子は、本学のWEBマガジン「KUMADAI NOW(熊大なう。)」でもご覧いただけますので、ぜひ本学HPをお訪ねください。文学部教務委員会 委員長 新井 英永 文学部学生支援委員会 委員長 渡部 雅男 広報・情報化推進委員会 委員長 鹿嶋  洋 文学部GLC 学生担当メンター教員 教授 齋藤  靖 22018年度の教務委員会について2018年度の教務委員会について2018年度の学生支援委員会の活動について2018年度オープンキャンパス報告2018年度オープンキャンパス報告2期生を迎え活気溢れる文学部グローバルリーダーコース(GLC)2期生を迎え活気溢れる文学部グローバルリーダーコース(GLC)2018年度の学生支援委員会の活動について▶ラトビアの伝統料理にチャレンジ!▶オープンキャンパス研究室訪問の様子

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