文学部案内2019年度
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専攻内に専門職コースと研究コースを併設各専攻内に、高度専門職業人の養成を主目的とする「専門職コース」と研究者等の養成を主目的とする「研究コース」を設け、体系的履修を可能にするとともに、基礎的学術知を有する学部卒業生と実践知が豊富な社会人学生とが相互に刺激を与え合うような学習環境を設定しています。学習条件が限られている社会人の学習ニーズに対応するため、専門職コースを中心として、主に社会人を対象とする教育プログラムについては、在職のまま科目の履修、受講、研究指導が受けられるように、夜間・週末開講、サマースクール、eラーニングの活用など、柔軟な受講形態が可能となるように配慮しています。また、選抜方法においても社会人入試を設け、積極的な受け入れ体制を整えています。各専攻内のコースごとに必修科目やコア科目として選択必修科目を配置し、教育の形式化を防ぐとともに体系的履修が可能となるようなカリキュラム編成となっています。また、専門職コースが単なる実務教育機関ではなく、学術的基盤のうえに専門的能力を高めていくものであることや、研究職コースでは実践現場を踏まえた理論研究を目指していることから、開講科目の一定部分を共有できるように配慮しています。また、海外や学外から講師を招いてのセミナーやシンポジウムも豊富に開催されています。大学院生の声学生だけでなく、社会人の方々もともに学び切磋琢磨し合える環境部生時代に古典作品の魅力に触れ、この面白さをもっといろんな人と共有したいと思ったのが、大学院進学のきっかけでした。古典作品を読むと、花鳥風月に親しみ、その感動を流麗な言葉で表現した昔の人の豊かな感受性に驚かされます。時代を超えて感動を共有することができる、これが古典世界の魅力ではないでしょうか。大学院で古典をはじめ国語に関する専門性を高めることで「国語ってこんなに面白いんだ!」と生徒に感じてもらえるような授業を作ることが私の夢です。学生だけでなく、教師として活躍されている方々とともに学び切磋琢磨し合えるこの環境は、自分自身の研究をより高いレベルに導いてくれます。学社会人学生への柔軟な対応カリキュラム上の特色社会文化科学研究科の特徴4748文化学専攻高校国語教員専門職コース國部 真貴子さん博士前期課程2年

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