文学部案内2019年度
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授業科目教養教育科目、文学部の専門教育科目とも、「豊かな教養」「確かな専門性」「創造的な知性」「社会的な実践力」「グローバルな視野」「情報通信技術の活用力」「「汎用的な知力」といった7つの学習能力において、どの能力育成に寄与するかを明確にしたうえで設計されています。教養教育 科目群英語だけではなく、独・仏・中・コリア語の「外国語」に加え、「情報」「体育・スポーツ」「理系基礎」があります。熊本の歴史・文化・社会・自然・環境•生命に関わる事象を学問として学ぶ「肥後熊本学」も提供されています。基礎科目学問を「体験」する科目として、多様な学問分野固有の視点や考え方を学び主体的に考える力を養うことを目的に、文系(人文・社会分野)、理系(自然・生命分野)両方にわたり、多様な科目がラインナップされています。リベラルアーツ科目リベラルアーツ科目と同様に、特定の学問分野にフォーカスした科目ですが、その分野をより深く理解することを目的としています。それぞれの分野における学問的課題の理解に加え、現代の社会課題に対してどのようなアプローチによりどのような成果を上げているか、などを学びます。現代教養科目社会的・職業的自立を図ることに求められる能力を養うための科目で、キャリア・デザインの知識や技法、仕事だけではなく様々な活動を通じて社会参加をおこなうこと、などを学べます。なお、学生が実施したボランティア活動やインターンシップ(職業体験)を、本科目の単位として認める仕組みもあります。キャリア科目*開放科目とは、特定の目的をもった科目群の名称ではなく、各学部で開講されている科目のうち、 教養教育に相応しい内容の科目を、開講学部以外の学生が履修できるよう教養教育に指定す る制度です。*グローバル学修プログラムおよびグローバル課外教育プログラム(p12参照)は、授業科目では なく、グローバルリーダーコース専用の、授業科目や学習等の活動を組み合わせた教育コースの構成 単位です。グローバル学修プログラムを構成する科目が、リベラルアーツ科目、現代教養科目、 Multidisciplinary Studiesです。Multidisciplinaryとは「学際的」という意味です。複数の学問分野の知識やノウハウを動員し、プレゼンテーションやディスカッション、実習などを含む双方向型の活動を行うことで、現代社会の問題や解決策を考えることを特徴としています。グローバルリーダーコースの学生向けですが、一般の文学部生も受講できる科目が数多く用意されています。Multidisciplinary Studies学科・コース単位の墓礎的な講義および質問や議論により知識を学ぶ「概論」「概説」に加え、パラグラフ・ライティングと呼ばれる汎用的な文章や学術的な文章の作成技能を育成する「文章作成演習」が1年次から開講されています。専門基礎科目(1年次)2年次以降の専門基礎科目は、「英語コミュニケーション」「実践英語」といった英語運用スキル、文系的な視点から情報技術にアプローチし情報の分析・編集などを学ぶ「情報処理」、より実践的な「キャリア支援」など、主に専門分野以外にも視野を広げる科目がラインナップされています。専門基礎科目(2年次)2年次以降に提供される、各教育研究領域にフォーカスした「概論」「概説」に加え、共同作業などを通じて教育研究領域の技能を修得する「基礎演習」「演習」、さらには専門書や資料などを読み解く「講読」と呼ばれる科目が専門を深める入口として用意されています。基盤科目より高度な「演習」「講読」に加え、教育研究領域によってはフィールドワークなどの「実習」や「実験」があります。また、教員自身の専門分野における最新の研究動向や成果を解説する「特殊講義」と名付けられた専門性のより高い科目もあります。展開科目学生は、「ゼミ」と呼ばれる研究室に所属し個々のテーマで卒業論文執筆に向けた研究を行います。「課題研究」では、教員のサポートのもとで個々の研究テーマを追求し、計画を立て調査や実験・分析といった研究活動をおこなっていきます。研究の最終成果物が「卒業論文」です。中学校や高等学校を対象とした教員免許取得はもちろん、博物館(美術館、科学館、動植物園、水族館なども含む)での資料収集・保管・展示および調査研究に従事するための学芸員資格、基本的な心理学の知識やカウンセリング技術を対象とした認定心理士資格、さらには世論や市場動向を始めとした社会調査に関する調査・分析能力に関する社会調査士資格、に関する科目を提供しています。また、海外留学に有用なIELTS、ビジネスなどで重視されるTOEICなど、英語検定受験をサポートする科目もあります。専門教育 科目群〈 展開科目(卒業論文関連科目) 〉資格関連科目

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