再  会

(1996/3/16)

詩・曲  大 野 龍 浩


  白い花びらが 風に揺れていたのは

  あの時の君の向こうで 止まっていた時間

  幾つもの季節を重ねて 数々の思いを過ごして

  生きてきたはずの君のしぐさが 変わらない光をたたえていたこと

  忘れていたはずの 出会いの思い出が

  よみがえるよ何故か 不思議なほど

 

  待ち合わせた公園 見送ったバス停

  何もかも変わらないのに 止まらなかった時間

  ありふれた生活の中で お互いの幸せを見つけ

  生きているはずの二人ならば このまま時を過ごすのが一番だと

  風に揺れる花が 語る気がするから

  このまま行き過ぎよう 振り返らずに

 

  風に揺れる花が 語る気がするから

  このまま行き過ぎよう 振り返らずに


「私が作った歌」

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