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英語英文学分野の授業は、ラフカディオ・ハーンと夏目漱石が教鞭をとった旧制五高以来の伝統をバックボーンに、「広範囲をカヴァーできる研究熱心なスタッフ」と「少人数クラスによる質の高い教育」がその特徴です。本分野の学生は、中世から現代に至る英米の文学、批評の読解、英語史や英文学史などの講義、さらには、外国人教師による英会話、英作文などの授業をとおして、三年間英語漬けになります。いきおい、多くの時間を授業の予習や課題の処理に割かなければならなくなりますが、そのかわり、読解力、作文力、聴解力、会話力の四技能を徹底的に鍛えられることになります。当分野の学習の集大成である卒業論文は、A4判で30枚ほど(約7,500語)の英語で書きます。
国際化が叫ばれる昨今、英語のできる人材は待望されています。しかし、上記の四技能を鍛え抜かれた、本当の意味での実力がなければ、社会では通用しません。当分野が授業レヴェルを下げないのは、そのような人材を輩出したいからにほかなりません。英語力が鍛えられるという点では、全国の大学でもトップレヴェルであると、スタッフ一同自負しています。大学は教養を身につけ、学問するところ。当分野をめざす学生たちには、高度な知的環境に浸る喜びを味わってもらいたいと思っています。
なお、本学と交換留学協定を結んでいるイギリス、アメリカ、オーストラリアの諸大学に留学して、実力をつけてくる学生も近年とみに増えています。
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