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【研究室】地震ストーリーズ② M0.1後編

2016.05.18

第一弾の後編です! ご本人いわく、後編は希望が見えてきたということです。研究室のみんなはそれぞれ落ち着いてきたようで本当によかったです。昨日今日と余震も少なくなり、ようやく収束を信じてよいのか!?という状況。


【20代後半、女性、修士Mさん】後編

◆福岡に1週間避難することになった。旦那の実家と義姉の家に泊まらせてもらっていた。義姉の子供と一日遊ぶことで、日常を取り戻してきた実感が湧いてくる。テレビで流れる熊本被災の状況をみて、熊本の家に戻ったらどんな生活となるのだろうか、断水や食料調達困難になるのだろうか、など色々考えた。不安がありつつも早く自分たちの生活に戻りたいという気持ちもでてきた。福岡避難を2、3日も過ぎると、何もない現状に飽きてくる。そのため私と旦那は日中熊本の家に戻り、部屋の掃除をすることにした。被災状況をカメラで記録として残すと良いという情報をLINEやメールでもらったので、家の中をくまなくチェックし写真を撮った。家の一部にヒビが入り、壁が一部剥がれていた。大家に連絡をすると対応が忙しくてすぐには来れないとのことだった。しかし、なんとか生活できそうなところまで復旧できた。

◆4月23日、本震から7日目、熊本に戻ってきた。久々の我が家にほっとしつつも余震がまだ続いていており、恐怖が蘇ってくるようだった。夜中の余震にも目が覚め、心臓がドクドクと鳴っていた。大きな地震が来るかもしれないという情報が出てきていたので、まだ心の底からは安心できない状態であった。

◆25日、不安な生活を送りつつもアルバイト先の復旧作業を手伝うことにした。熊本に引っ越してきたばかりで友人・知人の少ない私は、バイト先の人と地震の体験を話すことで少し心の不安が紛れたような気がした。様々な体験をしている人がおり、たまに冗談を交えながらお互いの安否を喜ぶことができた。アルバイトを再開し、すこしずつ日常生活を取り戻していくことによって、だんだんと自分の活力も出てきたと感じた。関東の友人たちから支援物資が届く。水が手に入りにくいことを伝えたら送ってくれたのだ。海外経験豊富な仲間からの支援物資だったので、他の支援物資のチョイスが素晴らしかった。ここで改めてお礼を言いたい。本当にありがとう!!!

◆5月3日、世の中はゴールデンウィーク。県外からは熊本にボランティアで来る人たちが多いという報道もあったが、旦那と私たちは熊本にこもってないで、すこしは気晴らしにどこか行こうかと話し、車で大阪までドライブしにいくことにした。熊本から大阪まで約700km半日がかりのドライブだったが久々の旅行に気分が上がる。本場のたこ焼きを食べ、万博公園の太陽の塔を見て、民族博物館に足を運ぶ。充実した旅行に大満足であった。

◆7日、大学の授業が再開する。プレ現地調査にて福岡での課外授業があった。久々の友人や教授たちとの再会。みんな笑顔で再開できたことが本当に嬉しかった。

◆9日、通常授業再開。3週間の遅れを取り戻すためにスケジュールが変更される。溜まりに溜まってしまった課題を前に唖然とするが、やっと自分の学びたかった授業を受けることができる。嬉しい。

現在、あの地震から1ヶ月が経った。依然として余震が続いているが、今は多くの人の支えがある。困難が今後も待ち受けているかもしれないが、周りの人たちと協力し前を向いて進んでいきたい。

 

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