Activity
活動内容

【研究室】2012年度 熊本大学文学部 オープンキャンパス(8.10)

2012.08.27

熊本大学文学部開催のオープンキャンパス、盛り上がりました!

 ★2013年度オープンキャンパスのご案内はこちら:
 
今年もたくさんの高校生たちとお話しすることができました。
ケニアやモンゴルの民芸品で遊んだり、発行したての『熊大人類学通信 KAT創刊号』 を眺めながら研究室の活動内容を紹介したり、卒業論文やフィールドワークの話で盛り上がりました。
 
文化人類学は耳慣れない学問ではありますが、高校生たちが少しでも興味をもってくれたなら嬉しいです。
受験頑張って下さい!
 
 
 
【文化人類学3年生 Aさん・Fさんのコメント】
学問以外にも、大学生活全般についてなんでもお話しました。入試のアドバイスや、サークル活動・アルバイトといったキャンパスライフについてなど… 大学に入学してからの自分の経験話が役立つかもしれないと思うとうれしいですね。
また、この日研究室を訪れてくれた高校生のみなさんには、ゲストブックにコメントを書いてもらいました。ご協力ありがとうございました。とっても素直で明るいメッセージに、私たちも元気をもらいました。
今回来てくれた高校生にとってすこしでも役に立つお話ができていたら幸いです。
 


また、文化人類学ゼミのシンジルト准教授が模擬授業(1時間×2回)を行いました。授業テーマは「当たり前を人類学する」です。教室は高校生で満員になり、みんな熱心に授業を聞いていました。
 
 
◆聴くと、見えてくるものがある
 
「当たり前を人類学する」
シンジル卜(文・法学部棟 2階  A1教室/13:20~14:20(1回目)、14:30~15:30(2回目))
 
人は生まれてから死ぬまで様々な儀礼を経験します。しかし何の役にも立たないかのようにみえる儀礼は、なぜ「当たり前」のように存在するのでしょうか。世界の成人式を例に、儀礼の存在理由を一緒に考えることで、「当たり前」の成り立ちを研究する人類学に親しんでもらいます。
(オープンキャンパス案内リーフレットより) 
 
【模擬授業を終えて】
―――シンジルト
 
 高校生やその家族に、大学の内部を積極的に公開することで、潜在的な受験生と大学とのコミュニケーションを活性化させようとしているのが、オープンキャンパスの狙いです。オープンキャンパスでは、素晴らしい施設設備をみせるだけではなく、大学で行われている教育内容の充実ぶりをアピールすることも重要です。その一環として、模擬授業があります。
 大学の授業科目のなかには高校では教わることができないものも多く、そのため高校生たちにとっていずれの模擬授業も刺激的であったでしょう。しかしそれでも、歴史や地理あるいは化学や物理など、少なくともその名前に一定の親近感をもつような授業科目と比較すると、現役の高校生の学習生活にとってほとんど接点のない文化人類学は、かなりイメージしにくい科目になります。
 これに加えて、文化人類学が扱う対象自体が、いわば非先進国の「不思議な」風習であるケースが多いため、授業の「分かりやすさ」が求められています。しかしながら、その分かりやすさを追求するあまり、例えば、流血を伴う○○儀礼映像の「暴力的」に思われるシーンをそのまま上映してしまったら、授業自体が嫌悪感をもたれるものとなり、文化人類学ひいては大学に対する誤解まで招いてしまいます。
 文化人類学を取り巻くこうした社会環境を意識しながら、それでも、文化人類学が目指すものは何か、その魅力はどこにあるかを、60分以内で、「分かりやすく」語らないといけないのが、この授業でした。わずか60分で、その真髄を伝えることは至難の業であり、試行錯誤が必要でした。その意味で、この機会は、私にとって、とても為になりました。さて、肝心の相手にこの授業は、実際どのように映ったのでしょうか。機会があれば、ぜひ一度、受講された方々の感想を聞いてみたいところです。
 今回は、「当たり前を人類学する」という題で話しました。人は生まれてから死ぬまで様々な儀礼を経験しますが、しかし何の役にも立たたないかのようにみえる儀礼は、なぜ当たり前のように存在するのでしょうか。世界の成人儀礼を例に、儀礼の存在理由を一緒に考えることで、「当たり前」の成り立ちを研究する人類学に親しんでもらうことを目指しました。
 

(写真/右上:シンジルト先生による模擬授業 /その他:文化人類研究室にて当日の様子)
 
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