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【文化人類学会】第853回 東京都立大学・首都大学東京社会人類学研究会のご案内

2016.01.28

文化人類学会経由でのお知らせです。


第853回 東京都立大学・首都大学東京社会人類学研究会

発表者:古川 勇気(東京大学大学院)
題目:
「農村の経済活動をグローバル市場にまで結びつける試論
:ペルー山村の酪農を営む農民の経験値と世帯経営を事例として」

日時:1月29日(金)17:00~
   発表1時間、質疑応答1時間(その後懇親会がございます。)
場所:首都大学東京南大沢キャンパス5号館1F 142教室
要旨:
 山村における経済活動を、国内市場はもちろんのこと、グローバル市場にまで結びつけて考察している試論に基づいて、今回の発表をおこなう予定である。
 南米ペルーの北部山岳地域に都市近郊農村のチャンタ・アルタという山村がある。そこでは、酪農製品を扱う定期市が開かれ、村人の大半が生乳やチーズを売っている。
 本発表では、チャンタ・アルタ村落と周辺村落における6名の酪農を営む農民の世帯戦略を、経済的判断と将来の展望に関する観点から比較した。その結果、教育を受けているものは技術習得と収入向上とが結びついているため、子供に都市で高等教育を受けさせることに熱心であり、さらに彼らは外向的な志向を持つ。一方で、高等教育に触れる機会がなく、伝統的生産を続けるものは、子供には村に残って欲しいと考え、都市生活への理解はない。このような農民の世帯戦略と人間性を、山村や国内のマーケットだけでなく、グローバル市場と結び付けることで、農村/都市、生存維持経済/ポリティカルエコノミー、グローバル/ローカルを一連の流れの中で捉えた。
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多くのご参加をお待ちしております。

 

 

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