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【文化人類学会】12月4日(金)  京都人類学研究会12例会のお知らせ

2015.12.01

人類学会経由でのお知らせです。


【日時】

2015年12月4日(金)  18:30開演(18:00開場)

 

【会場】

京都大学・総合研究2号館 AA447会議室

地図詳細:構内キャンパス34番

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/downlodemap/documents/2015/main_j.pdf

 

【タイトル】

「社会を無化する社会性ーポスト遊動狩猟採集民・ムラブリからの問題提起」

 

【発表者】

二文字屋 脩(首都大学東京大学院・博士後期課程/京都文教大学・特任実習職員)

 

【コメンテーター】

菅原 和孝(京都大学 人間・環境学研究科/名誉教授)

 

【要旨】

 本発表は、タイ北部で唯一の狩猟採集民として知られるムラブリの社会性に関する人類学的考察である。狩猟採集民研究では近年、社会構造の記述では狩猟採集民の十分な理解に至らないことがますます認識されるようになってきた。それは人びとの社会構造が総じてシンプルであることに加え、制度や規範といった人びとの社会生活を律するものが言動の指針ないし参照点でしかないという点にある。このような狩猟採集民の「捉えにくさ」に対して、社会・文化人類学はどのような接近を試みることができるのか。本発表ではムラブリの「淡白な振る舞い」をめぐる民族誌的記述を手掛かりとしながら、ムラブリの社会性の特質を明らかにする。加えて本発表では、ムラブリの社会性を「社会を無化する社会性」として議論する可能性を模索する。管見の限り、社会的存在としての人間が共に社会生活を送る以上、「社会」が生起する契機はここかしこにある。しかしそのような契機がたちまち「社会」を成立させるわけではない。ゆえに問われるべき問題は、そうした契機は人びとにどのように解釈され処理されるのかという問いであり、社会を作り出す方向性もあるが、社会を作り出さない方向性もありうる。本発表ではムラブリの社会性が後者に当たるものとして議論を展開する。

 

【備考】

*京都人類学研究会は京都を中心とする関西の人類学および関連分野に関心をもつ研究者・大学院生がその研究成果を報告する場です。

*事前の参加予約は必要ありません。どなたでも自由に参加いただけます。

*当日は資料代として200円いただきます。

*講演会後に懇親会を予定しております。

 

【問い合わせ先】

京都人類学研究会事務局:kyojinken2015[at]gmail.com 

([at]を@に変えて送信してください)

 

京都人類学研究会2015年度運営委員

*    代表:片岡 樹

*    代表補佐:田中 雅一

* 学生幹事:

一戸恒人、江端希之、金澤大、顧平原、久保田和之、向楠、島田有紗、角田彩佑里、関口慶太郎、高橋歩唯、張詩雋、Te Monyrotha、長井優希乃、藤井萌子、彭宇潔、山崎暢子、山﨑暁

 

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