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【文化人類学会】研究会・合評会のお知らせ(11/28 筑波大)

2015.11.19

文化人類学会経由でのお知らせです。


筑波人類学研究会第18回定例会+筑波民俗学人類学コロキアム第14回公開合評会(FACT14 The Author Meets the Critics)
 
日時:11月28日(土曜日)14:00~18:00
会場:筑波大学共同利用棟A101 (TXつくば駅よりバスで約10分、「大学公園」バス停下車すぐ)
 
タイムテーブル:
14:00~15:45 筑波人類学研究会第18回定例会
 発表題目 不透明な世界を捉える/捕らえるために――科学的予知」と「占い」からの一試論
 発表者 柳下壱靖(一橋大学大学院)
 コメンテーター 廣田龍平(筑波大学大学院)

発表要旨
 現実が孕む不確実さ、不透明さに対して人々はどのように関わり、対処しているのか。そして、現実のもつ不透明さはどのようなものとして人々に経験されているのか。本発表はこうした問いについて考えるための端緒であり、そのために「占い」と「科学的予知」との両者に目を向けるものである。
 ま ず、本発表では人類学における「占い」研究に触れ、それらが多くの場合「科学(的知)」との対比を前提としてきたことをフーコーの『言葉と物』にヒントを得ながら指摘すると同時に、より広い議論の文脈においても同様の枠組みが基底にあることを示す。
 そのうえで、本発表では、ギリシャにおいて1980年代より研究・実践されているVANと呼ばれる地震予知法の動向と、それに関する批判や議論を取り上げる。VANは実際に地震を予知し、被害を最小限に留めることに成功した実績を持つとされている一方で、その妥当性をめぐって常に批判に晒されてもいる。VANの具体的方法やそれに関する批判を見ていくと、そこでは地震のという不透明さを抱えた現象が多様なあらわれ方をしていることが明らかになるが、 それを「占い」的な営みと比較しながら捉えることを試みる。
それらを通じて、現実のもつ不透明さが―科学/占いのような従来の対比的枠組みを横断するような形で―多様なあらわれ方をみせる、その一端を示すことが本発表の目的である。

16:00~18:00 FACT14 The Author Meets The Critics
 比嘉理麻『沖縄の人とブタ:産業社会における人と動物の民族誌』(京都大学学術出版会、2015年)
 発表者 比嘉理麻(沖縄国際大学)
 コメンテーター 大石高典(総合地球環境学研究所)、加賀谷真梨(国立民族学博物館)

著書概略(出版社HPより)
 豚肉は沖縄県民に長寿をもたらす食材とのイメージが県外ではひろまっているが、地元ではブタは悪臭や水源汚染の元凶のように見なされ、きちんと対策を取っているにもかかわらず養豚業者への偏見も根強い。ブタを飼うことと消費することをめぐる人びとの両価的な思いを、歴史も踏まえながら、詳細なフィールドワークに基づいて描き出す。

18:30~ 懇親会

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