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【社会連携・映画文化史】DENKIKAN『あなたを 抱きしめる日まで』を観よう

2014.04.24
今年度もまた、辻先生率いる映画文化史が始まりました(ちなみに、本日の講師はSF作家の梶尾真先生です)。
 
課題映画第1弾は、ジュディ・デンチ主演 『あなたを 抱きしめる日まで』(イギリス・アメリカ・フランス、2013、監督 スティーブン・フリアーズ)です。宗教・政治・階級問題などが絡み合った、辻先生大絶賛の多層的な映画です。受講者は面白いポイントや興味深かったシーンについて各自考えてみて、レポートを書いてください。
 
【ストーリー】
「その日、フィロミナは、50年間かくし続けてきた秘密を娘のジェーンに打ち明けた。それは1952年、アイルランド。10代で未婚のまま妊娠したフィロミナは家を追い出され、修道院に入れられる。そこでは同じ境遇の少女たちが、保護と引き換えにタダ働きさせられていた。フィロミナは男の子を出産、アンソニーと名付けるが、面会は1日1時間しか許されない。そして修道院は、3歳になったアンソニーを金銭と引き換えに養子に出してしまう。以来わが子のことを一瞬たりとも忘れたことのない母のために、ジェーンは元ジャーナリストのマーティンに話を持ちかける。愛する息子にひと目会いたいフィロミナと、その記事に再起をかけたマーティン、全く別の世界に住む二人の旅が始まる──。」
 
 
DENNKIKAN
・上映中の映画:http://www.denkikan.com/
・タイムスケジュール:http://denkikantime.blog.fc2.com/

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ところで、同時期上映の『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(イギリス、2013、監督 エドガー・ライト)も気になります。イギリス×ゾンビ・モンスターものは最近面白い!
 
“Rom Zom Com”(日本語でいうとゾンビ・ラブコメ?)『ショーン・オブ・ザ・デッド』(イギリス・フランス・アメリカ、2004、監督 エドガー・ライト)に始まり、老人ホームのおじいちゃんとおばあちゃんたちがゾンビと闘う映画『ロンドンゾンビ紀行』(イギリス、2012、監督 マティアス・ハーネー)、牧歌的なアイルランドの田舎の人々がビールでぐでんぐでんになりながらアルコールが天敵のモンスターを退治する『グラバーズ』(イギリス・アイルランド、2012、ジョン・ライト)(モンスターが隠れ家のパブに羊を投げつけるシーンが好きだった)など、設定が面白いです。
 
イギリス流なのかヨーロッパ流なのか、全体的にブラック・ユーモアが多めなこの映画たち。笑っていいのかすれすれのセリフやシーンもあり、コメディはコメディでもアメリカ映画とは違うユーモアを観ることができます。
『あなたを抱きしめる日まで』はコメディではありませんが、アメリカに養子に出された子を探す労働者階級のイギリス人女性と元エリート・ジャーナリストという、異なる背景を持つ二人の珍道中とちぐはぐなやり取りの中でブリティッシュ・ユーモアを存分に楽しめます。
 
熊大人類学では昨年度、BBC Learning Englishを教材にイギリス英語を学んでいました。そのとき出てきたパブ用語やイギリス英語のアクセントをマネしながらビール片手に楽しみましょう!
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