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【文化人類学会】 6/7 東京外語大/人類学的思考の沃野―山口昌男追悼AA研シンポジウム

2013.05.24

文化人類学会よりシンポジウムのお知らせです。


東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所では、日本文化人類学会の後援
り開催いたします。多くのみなさまのご参加をお待ちしております。
 
日時: 2013年6月7日(金)15:00~18:00
場所: 東京外国語大学アゴラ・グローバル(東京都府中市朝日町3-11-1)
 
 
 
 
◆プログラム
 
司会:宮崎恒二(東京外国語大学理事)
 
15:00 黙祷
 
15:00~15:10 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所所長挨拶(三尾
裕子)
 
15:10~15:20 日本文化人類学会会長挨拶(小泉潤二)
 
15:20~15:50 基調講演:青木保(国立新美術館館長)
 
発言者
 
15:50~16:05 渡辺公三
16:05~16:20 真島一郎
(10分休憩)
16:30~16:45 落合一泰
16:45~17:00 栗本英世
17:00~17:15 船曳建夫
17:15~17:30 今福龍太
17:30     閉会
 
*参加費無料、事前申込不要です。
 
主催:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
 
後援:日本文化人類学会
 
問合せ先:
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」事務局
 
 
◆趣旨
 
山口昌男先生は、2013年3月10日に私たちのもとから突然旅立たれてしまいまし
た。御逝去の報に接し、生前の先生の御功績に敬意を捧げますとともに、AA研所
員一同、衷心より哀悼の誠を申しあげたく存じます。
 
山口昌男先生は、本研究所草創期の1966年4月にアフリカ研究部門(当時)の講
師として着任されて以来、94年3月に定年退職されるまでの28年間にわたり、ア
ジア・アフリカ地域の人文学研究を旨とする本研究所の発展を力強く牽引される
とともに、文化人類学を起点とする幅広い知の横断者として、国際的に活躍され
てきました。御在職中には『アフリカの神話的世界』『人類学的思考』『本の神
話学』『道化の民族学』『文化と両義性』をはじめ、日本の思想界に多大な影響
を与えた数々の著作を発表されるかたわら、先生は『象徴と世界観の比較研究』
を主題とした共同研究プロジェクトを、長年にわたり主宰されてきました。冷戦
期の終焉にともないアジアの東端から発信するアジア・アフリカ研究の意味づけ
が大きく変容しようとしていた89年から91年にかけては、先生みずからが本研究
所所長として機関運営の実務にあたられ、新たな研究と思考の方向性を所員に指
し示して下さいました。
 
この度の悲報を冷静に受けとめるにはいまだ歳月を必要と致しますが、後進の研
究者につねづね闊達な檄を飛ばされていた山口昌男先生の思想、とりわけその
「人類学的思考」を、既成の境界設定に内閉することなくいかに活き活きとした
姿のまま、沃野のままに受け継いでいくべきかを省察するその第一歩として、私
たちは本シンポジウムを企画することに致しました。山口昌男というひとつの巨
大な知をたどるうえで原点にあたる空間とは、人類学的思考のアルケオロジーに
とってもひとしく特権的といえる場、すなわちフィールドにほかなりません。周
知のとおり山口昌男先生は、1960年代後半の西アフリカ・ナイジェリアやエチオ
ピア南西部の調査を皮切りに、70年代には東インドネシアとメキシコを、つづく
80年代にはカリブ海を舞台として、野生の思考と詩学を旺盛に探究しつづける、
まさしく第一級のフィールドワーカーでいらっしゃいました。フィールド経験に
培われた知の巨人の偉大な足跡を、あくまで研究者の眼でいまいちど辿りなおす
とともに、残された私たちひとりひとりが新たな省察にむかう試みを以て山口昌
男先生への追悼に代えることを、本シンポジウムの趣旨とさせていただきたく存
じます。
 
はじめに基調講演をいただく青木保先生をはじめ、シンポジウム発言者の多くは、
山口昌男先生の共同研究プロジェクト『象徴と世界観の比較研究』の中核メン
バーでいらっしゃった方々です。これに本研究所の元所員および現所員をくわえ
た構成で、ささやかな追悼の集いを進行する予定でおります。
 
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