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【みんぱく】 5/27-28 国際シンポジウム「文化遺産はコミュニティをかたどるか? アフリカの事例から」

2013.05.24

みんぱくにて国際シンポジウムが開催されます。

慶田先生の発表もありますので、ぜひ足をお運びください。
(↓↓)
5月28日(火)
セッション4 世界遺産とコミュニティ
11:10~11:50 「文化遺産と聖地、生活空間――東アフリカ、ケニア海岸部におけるミジケンダ・カヤの森の事例」
慶田勝彦(熊本大学)
 
(プログラム等の詳細はみんぱくHPでチェック ↓)
 
20130527-28_flyer.jpg
 
 
 
2013年5月27日(月)~2013年5月28日(火)
《機関研究成果公開》国際シンポジウム「文化遺産はコミュニティをかたどるか? アフリカの事例から」
研究領域「マテリアリティの人間学」/プロジェクト「文化遺産の人類学――グローバル・システムにおけるコミュニティとマテリアリティ」成果公開
 
日時:2013年5月27日(月)10:00~17:00/5月28日(火)10:30~17:30
場所:国立民族学博物館 第4セミナー室
一般公開(参加無料/申込不要[先着順]/定員70名)
お問い合わせ:〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
 
趣旨
 
グローバル化の進む現代において、ローカルなコミュニティは散り散りになったり、アイデンティティを強めたため偏狭なナショナリズムにつけ込まれやすくなったりしている。その結果、多くのケースにおいて、コミュニティ内部でのやりとりをとおして伝えられてきた記憶や文化が継承されにくくなっている。グローバル化の状況下において、記憶や文化をいかに継承していくかということは、いまや人類共通の課題といってよい。
 
この問題にとり組むために、本シンポジウムではひとつの仮説を検討する。それは、コミュニティという受け皿に記憶や文化が満たされるのではなく、逆に現代では、記憶や文化遺産を核としてコミュニティがたち現れる場合があるというものである。そのような「たち現れるコミュニティ」のバリエーションとしては、記憶や文化遺産をとおして既存の地縁集団や血縁集団が再定義される例も含まれよう。つまり、記憶や文化遺産の「積極的な継承」は、グローバル化の圧力のもとでコミュニティを再活性化させる有効な手段だと考えられる。
 
今回、とくにアフリカ地域を事例としてとりあげるのは、ローカルな価値基準にもとづいたコミュニティの動きが活発な地域だからである。ヨーロッパにもっとも近い他者であるアフリカの人びとは、19世紀から20世紀にかけて、植民地化という暗い過去を経験してきた。21世紀になってようやく、国境によって分断された民族集団の交流が再開し、略奪された文化遺産の返還要求が始まっている。こうした事例においても、無形の記憶や有形・無形の文化遺産は大きな役割をはたしている。アフリカの事例を議論の糸口として、文化遺産とコミュニティ、グローバル化をめぐる人類共通の課題を話しあいたい。

 

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