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【VAF】阪大. 3/27. ワークショップ. 人文学における映像とフィールドワークの可能性

2013.03.18

VAFより以下のお知らせがありました。


卓越した大学院拠点形成支援補助金
「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」ワークショップ
(フィールドワーク支援部門)

「人文学における映像とフィールドワークの可能性」


 近年において映像は、機材の低価格化と操作の簡便化、コミ ュニケーションの方
法としての関心の高まりといったことから、研究・教育現場で活発に利用されるよう
になっている。研究者が自ら映像作品を演出し制作することも、少なくとも技術的な
面では格段に容易となっている。フィールドワークに映像という方法を持ち込むこと
は、調査者と被調査者との関係性について再理解を促すとともに、両者の関係を
実際に変化・深化させる可能性をもっている。
 このワークショップでは、インドネシアの西ティモールでのフィールドワークの成果
を映像作品として発表している森田(文化人類学)と、東日本大震災について映像
を用いた哲学対話のリレープロジェクトを行っている高橋(臨床哲学)が、研究の成
果でありかつ方法でもあるそれぞれ の映像作品を上映し、参加者を交えて議論す
る。撮影・編集・上映・再撮影といった具体的な作業について紹介しつつ、映像を用
いた対話と思考、その記録と展開、フィールドワークにおける方法としての映像の
これからの展開について考える。

日時: 2013年3月27日(水) 13:00-17:00
会場: 大阪大学CSCD オレンジショップ(基礎工学部I棟一階)
       http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/access/orangeshop.php

内容:
(1)趣旨説明

(2)映像①と討論
  『アナ・ボトル――西ティモールの町と村で生きる』
  2012年、43分
  制作:森田良成 構成協力:市岡康子

(3)映像②と討論
  『Teenagers Talks about Their Lives after a Disaster』
  2013年、27分
  制作:震災後の生活や社会についてこどもたちと対話するプロジェクト

(4)総合討論


発表者紹介:
森田良成(もりたよしなり)
大阪大学大学院人間科学研究科特任研究員。
文化人類学を専門とし、インドネシアの西ティモールにおける経済と社会の変容
について研究。おもな論文に「貧乏―『カネがない』とはどういうことか」春日直樹
編『人類学で世界をみる』(2008 年)、「受け継がれた罪と責務」鏡味治也編『民
族大国インドネシア』(2012年)など。民族誌映像作品『アナ・ボトル』(2012年)
は、第15回ゆふいん文化・記録映画祭(第5回松川賞受賞)、第10回
International Ethnographic Film Festival of Quebec(FIFEQ)、第10回Worldfilm
-Tartu Festival of Visual Cultureにて上映。

高橋綾(たかはしあや)
大阪大学大学院文学研究科特任助教。
大阪大学臨床哲学研究室に学び、哲学を専門としない一般の市民と対話のなか
で哲学するという「哲学カフェ」の活動や、学校や美術館、少年院等でこどもや十
代の若者たちと対話し、考えを深める「こどものてつがく(philosophy for children)」
についての実践と研究に取り組んでいる。対話の映像の活用や映像に媒介され
た対話についても研究実践を行っており、3.11で被災した東北の中高生とともに
震災後の生活について対話し、その映像を他地域の十代の人と鑑賞して対話を
リレーすることを行っている。


お問い合わせ:
卓越した大学院拠点形成支援補助金
「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」事務局

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