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【文化人類学会】セミナー「人道支援と受益者社会:スーダン・ダルフール地方、フィリピン・ミンダナオ島での人道支援からの考察」

2013.01.11

「人道支援と受益者社会:
スーダン・ダルフール地方、フィリピン・ミンダナオ島での人道支援からの考察」

発表者:堀江正伸氏(フィリピン・ミンダナオ地区事務所・プログラム課長)
日 時:2013年1月23日(水):16:20~17:50
場 所:大阪大学吹田キャンパス銀杏会館3F 会議室C
http://www.med.osaka-u.ac.jp/jpn/access/index.html
主 催:卓越した大学院拠点形成支援補助金「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」
参加費:無料(事前参加申込みは必要ありませんので、当日会場にお越しください)

●内容
人道支援は、内部者・外部者の両者より「生かすための支援」と考えられることが多い。その考えのもと、受益者の社会的背景や人道支援がおよぼす影響などには注目せず、一様な支援が行われる。そのため「人道支援は受益者社会に負の影響をおよぼしている」という批判にさらされる。2005年、国連は人道支援改革を行い、緊急支援系機関と社会開発系機関の役割を明確に分けた。しかしこの改革は、上記の問題を解決しているようには思えない。むしろ、緊急支援後の対応を「コーディネーション」「住民参加」「オーナーシップ」「持続的解決」などのパラダイムのもと遅延させているようにみえる。

発表者は、受益者社会のなかにこそ、支援緊急支援から社会開発支援へとスムースに移行させる鍵があるのではないかと考える。受益者社会でのフィールド・ワークを通して、人道支援をより受益者の将来に配慮する試論を発表する。


●発表者紹介:
2005年5月にWFP(国際連合世界食糧計画)に勤務し、インドネシア・西ティモール・クパン出張所にてプログラム担当官に任命される。その後、2008年6月からスーダン・西ダルフール・モルニ出張所・所長、2011年5月からフィリピン・ミンダナオ地区事務所・プログラム課長をつとめる。同時に現在、早稲田大学社会学研究科在学中(研究領域:国際支援)。

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