慶田研究室ニュース

【文化人類学会】京都人類学研究会10月例会<アイデンティティ/カテゴリーを考える――インド・「不可触民」研究の事例から>

日本人類学会経由で、以下のお知らせが届いています。

京都人類学研究会10月例会について下記の通りご案内申し上げます 。どうぞふるってご参集ください。
 
(以下敬称略)
 
【日時】
10月20日(金) 18:30開演(18:00開場)
 
【場所】
総合研究二号館4階  AA447
地図詳細:構内キャンパス34番
(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/a ccess/downlodemap/documents/20 15/main_j.pdf)
 
【タイトル】
アイデンティティ/カテゴリーを考える――インド・「不可触民」研究の事例から
 
【発表者】
舟橋 健太(龍谷大学 研究員)
 
【コメンテーター】
徳永 悠(京都大学 助教)
 
【要旨】
 調査研究するという営為において、ある一定のカテゴリーを設定することは、不可避の出発点となる。当然、このカテゴリーは、絶えず問われ、設定しなおされる必要があるが、調査研究とカテゴリー設定とは、不可分の関係にあるといえよう。またこうしたカテゴリーは、対象の人びと自身からも、疑義や異議申し立て、時に利用がなされ、揺らぎ、問いなおされるものとなる(つまり、アイデンティティをどう捉えるかという問題となる)。
 インドの「不可触民」は、長きにわたり、その差別的含意がある蔑称を代表として、他者よりさまざまに呼称(=他称:名付け、名指し)を付与されてきた。これはすなわち、他者が付与するカテゴリーによって認識され、また、自己意識としても同定してきた歴史となる。一方、とりわけ1970年代以降の解放運動の新たな展開と興隆にしたがって、「ダリト」との自称(名乗り)が登場し、流布してきている。ダリトという総括的呼称のもと、ゆえにこそさまざまな拡張や転化をともないながら、多様な主張がなされてきていると捉えられる。本発表では、特にヒンドゥー教から仏教に改宗した人びとを対象に、かれらの実践の様相から、自己意識のありようを模索している姿について検討を行い、そこか ら、人類学的な調査研究においてアイデンティティ/カテゴリーを考えることについて、考察をおこなってみたい。
 
【備考】
*京都人類学研究会は京都を中心とする関西の人類学および関連分 野に関心をもつ研究者・大学院生がその研究成果を報告する場です 。
*事前の参加予約は必要ありません。どなたでも自由に参加いただ けます。
*当日は資料代として200円いただきます。
*講演会後に懇親会を予定しております。
 

 

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