慶田研究室ニュース

【KAFS・報告】熊本人類学映画会 第9回 6/13(Tue)18:00-, 9th Session:Films of Ritual and Religion in Benin "西アフリカ、ベナン共和国の宗教"

 6/13(火)にKAFS第9回が開催されました。今回の上映作品は『西アフリカ、ベナン共和国の宗教』(京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究科博士課程所属 村津蘭さん)でした。
 今回は30分の作品を2本上映しました。1つめの作品である「死を踊る」は、亡くなった自分の父親のために行う神様を呼ぶ儀式に追ったものでした。豪華な衣装を身に纏い、一心不乱に踊る姿は見ごたえがありました。村津さん曰く、豪華でおおきな儀式であればあるほど、故人の生前の権威が大きかった証となるので、親族たちはこの儀式のために多くの時間とお金を費やすそうです。秘密結社たちがこの儀式を執り行うため、秘密事項も多く、その運営や実態を知るのはなかなか難しいということでしたが、私たちにベナンの生活や習慣の一部を教えてくれる作品であると思いました。
 2つめの作品は「生きている神 ポール」という作品でした。ポールは生まれたとき言葉を話さなかったため、占い者より水の神であると宣言されました。ポールは日中何をするわけでもなく村中をぶらぶらと歩きまわり、村の人からからかわれもします。ですが、完全に社会から孤立するわけでもなく、そのコミュニティの中で水の神として存在が認められていました。村の人びととの関りで言葉を覚え、関係性も結ばれていました。日本であれば、何か障がいを持っていると医療的治療が施されますが、ベナン(東アフリカでもみられます)では必ずしも医療による治療だけとは限りません。地域全体で彼を見守っている様子がうかがえました。ポールと村の人びとの関係には、私たち日本の社会にも大いに学ぶ面があると思いました。
 上映会後の質疑応答では、聞きなれない言葉や見慣れない習慣に多くの質問が寄せられました。村津さんも丁寧に答えてくださり、とても有意義な時間となりました!ありがとうございます!!(松永)
 
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村津さんと会場の様子(撮影:香室先生)

 


そして、KAFSは今月で一周年を迎えました!!
慶田先生、ジョシュア先生、香室先生、学生、来てくださる皆さまのおかげで1年活動することができました。
今後も続けてまいりますので、ぜひよろしくお願い致します!
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ジョシュア先生がお祝いにシャンパンを持ってきてくださり、みんなでプチお祝いしました!
 
次回のKAFSは未定です。詳細は追ってHPにてお知らせいたします。
 
これまでのKAFS活動
★セッション第9回 お知らせ・報告
★セッション第8回 お知らせ報告
★セッション第7回 お知らせ報告
★セッション第6回 おしらせ報告
★セッション第5回 お知らせ報告
★セッション第4回 お知らせ報告
★セッション第3回 お知らせ報告
★セッション第2回 お知らせ報告
★セッション第1回 お知らせ報告
 
Kumamoto Anthropology Film Society (KAFS)
運営委員:慶田勝彦、ジョシュア・リカード、香室結美、田口由夏
 
 

 

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