慶田研究室ニュース

【KAFS】熊本人類学映画会 第9回 6/13(Tue)18:00-, 9th Session:Films of Ritual and Religion in Benin "西アフリカ、ベナン共和国の宗教"

第9回 KAFS では、以下の日程で”西アフリカ、ベナン共和国の宗教”を鑑賞します。
2部門あり、1.死を踊る(30分)2.生きている神 ポール(30分)となっています。
 
このフィルムは京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究科博士課程所属、村津蘭さんの作品です。
西アフリカ、ベナン共和国の「伝統の伝承」と「障がい者の受け入れ」に追ったフィルムとなっているそうです。
なんと、当日は村津さんも会場に来てくださるということで、当日のディスカッションも楽しみです!
是非ご参加ください。(松永)
 
※English information is below.
※KAFS は文学部文化人類学/慶田研究室とグローバル教育カレッジ/ジョシュア・リカード先生とのコラボ企画です。
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2017.6.13(Tue)18:00- 
熊本大学グローバル教育カレッジ1F
(黒髪北キャンパス、アクセス:http://www.c3.kumamoto-u.ac.jp/college/access/
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[作品情報]
村津蘭 京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究科博士課程所属
 
西アフリカ、ベナン共和国の宗教
1.死を踊る 30分
西アフリカのギニア湾に面したベナン共和国中部、マヒ人が多く住む村落部ティオ・コミューンでは「ジョヌディド(jonudido)」と呼ばれる喪明けの儀式が行われる。この儀式が終わらないと死者は生者の世界から解放されず、霊が落ち着かないという。また、喪の儀式の後には、死者の甦り「クビト(kubito)」を呼ぶ儀式を伴うことが多い。
本作品は、首都圏の大学を卒業して村でコピー屋を営む30歳の青年フィアクルが、亡くなった自分の父親のために行う「ジョヌディド」と、「クビト」を呼ぶ儀式を追ったものである。これらの儀式はこの地域で代々引き継がれてきた。しかし、そのあり方は固定されておらず、人びとは儀式を創発的に作り変えている。死者の弔いの空間には、その土地の人々の死生観が現れる。人びとは、儀式を変容させることで、死者との関係を新たに築きなおしているといえる。携帯電話でヨーロッパのサッカーの試合状況をチェックする現代的な青年であるフィアクルが、どのように「伝統」を受け継ぎ、変容させているのかを通して、西アフリカの生と死の関係に迫った。
 
2.生きている神 ポール 30分
西アフリカ、ベナン共和国では、多彩な神格や霊的存在からなるヴォドゥン信仰が広く信じられている。ヴォドゥンの神格は憑依する場合があり、また人間そのものが神を見做される例もある。水の神トホスはその一例である。特に障がいを持って生まれた子どもは、水の神とみなされることが多い。ポールは、中南部都市ティオに生まれた水の神である。子どもの頃話すことができなかったポールは、占いで水の神と判じられた。村の人は、畑仕事をせずに一日中散歩しているポールをからかいながらも、彼の世話をする。神であり、人間であるポールの日常を通して、ヴォドゥン文化の中で「障がい者」がどのように受け入れられているのかを映し出す。

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2017.6.13(Tue)18:00- 
(COLLEGE OF CROSS-CULTURAL AND MULTIDISCIPLINARY STUDIES 1F:http://www.c3.kumamoto-u.ac.jp/college/access/

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Ran Muratsu is a Visual Anthropologist and PhD candidate at the Graduate School of Asian and African Area Studies, Kyoto University.

 

Films of Ritual and Religion in Benin
1.Dancing the Death; 30min
In Thio Commune in the central part of the Republic of Benin in West Africa, Mahi people carry out a ceremony called "jonudido" to end the mourning period. This film shows how a modern youn man, Fiacre, who graduated from the University and runs a copy and typewriting business in the village, held a "jonudido" and the ceremony of dancing ghosts. young people inherit the ceremony, modifying it in their own way. They exaggerate some elements like dancing and beating a table and create a new relationship with the "traditional" ceremony, as well as with the deceased and the living. This movie reveals today's views of life and death by showing how the young generation copes with the mourning ceremony in a new emergent way.
 
2.Living God;30min
In the Republic of Benin,West Africa, many people believe in the polythe belief of Vodoun. Some divini possess shamans and few born in humans. The deity of water Toxossou is one of them. When child is born in handicapped mentally or physically, he/she tend to be considered as the deity of water. Paul in this film is a deity of water in Thio town in middle South of Benin. When he was child, he could not talk and parents brought him a diviner. The Fa divine told them that Paul is a deity. Paul wonders around the town all the day instead of cultivating and people make fun of him. But stll, they take care of him. Through the daily life of Paul, a deity and a human,the film explores how "handicapped" people are integrated in the community in Vodoun culture.
 
KAFS9.Japanese.png  KAFS9.English.png
 
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これまでのKAFS活動
★セッション第8回 お知らせ報告
★セッション第7回 お知らせ報告
★セッション第6回 おしらせ報告
★セッション第5回 お知らせ報告
★セッション第4回 お知らせ報告
★セッション第3回 お知らせ報告
★セッション第2回 お知らせ報告
★セッション第1回 お知らせ報告
 
Kumamoto Anthropology Film Society (KAFS)
運営委員:慶田勝彦、ジョシュア・リカード、香室結美、田口由夏
 

 

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