慶田研究室ニュース

【水俣推進室】報告: 第11回推進室セミナー : ピュアレビュー 『水俣病を知っていますか』10/28、第12回推進室セミナー: 「新潟水俣病の現在」 11/25

第11回、第12回水俣病水俣病学術資料調査研究推進室セミナーの報告です。
 
 
◆第11回推進室セミナー : ピュアレビュー 『水俣病を知っていますか』
【発表者】 高峰武
【日時】平成28年年10月28日(金)19:30分~21:30分
熊本日日新聞社論説主幹、高峰武著の『水俣病を知っていますか』についてブックレット・ピアレビューを行いました。高峰氏によるテキスト紹介後、向井良人先生、下田先生によるレビューの発表へと続き、全体からの質疑応答がありました。
本書は水俣病について詳しく知らない人でも、水俣病が起こった経緯、複雑化した歴史について分かりやすく書かれてあります。日本史や社会科の教科書とは違い、詳細に水俣病について書かれているため、水俣病が現在も続いている問題だと認識が変わる一冊ではないでしょうか。
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[セミナー写真:田口撮影]
 
◆第12回推進室セミナー: 「新潟水俣病の現在」 
 
【発表者】  関礼子
【日時】 平成28年11月25日(金)19:30分~21:30分
立教大学社会学部教授、関礼子先生をお招きし、新潟水俣病の歴史と水俣病との関係についての講演をしていただきました。
新潟水俣病の歴史は阿賀野川流域の自然と人との関係、人同士の関係をなしに語ることはできません。「川から離れなければ、何とか生きて行ける」と考えられていたように阿賀野川周辺に住んでいた人たちにとって川は生活の基盤でありました。汚染されているかもしれないから、魚を食べない、他の場所へ移住するといった決断は容易なものではなかったのです。また、「水俣」という名称が付く通り、新潟と水俣との関係も訴訟をめぐる問題には付きまとっています。公害問題と言えば、企業と被害住民の間の問題と思われるかもしれませんが、実情はもっと複雑で企業、地元住民、地域行政、同様の問題に苦しむ地域との関係が絡まった相互干渉型の問題だといえます。
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[セミナー写真:田口撮影]
 
今後も推進室セミナーは続いていきます。事前予約不要、一般公開です。みなさまのご参加をお待ちしています。
(文責 田口)
 
連絡先 熊本大学文学部 
電話 096(342)2416 FAX 096(342)2469(慶田研究室)
牧野厚史 Email:atsushi@kumamoto-u.ac.jp
@を半角英数字に変えてお送りください。
 
最新のセミナー予定は「熊本大学水俣病学術資料調査研究推進室」HPでご確認ください。
http://www.geocities.jp/flowercities/minamata/
 


 

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