慶田研究室ニュース

【日本文化人類学会】報告:「現代社会における人文・社会科学とは何か―文化人類学からの応答の試み」

11月06日(日)、日本文化人類学会主催のシンポジウム「人文・社会科学とは何か」が九州大学・西新プラザで行われました。

登壇者の多くは『メイキング文化人類学』と『人類学のコモンセンス : 文化人類学入門』の執筆者です。大変豪華なシンポジウムでした。
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熊本大学からは、慶田先生が発表され、熊本人類学関係の教員や院生等が6名参加しました。
文化人類学を含めた人文・社会科学が置かれている状況は厳しくなりつつある現在、「人文・社会科学とは何か」というテーマについて、シンポジウム開始から熱のこもった発表が行われました。
自然科学系の学問は目に見えて成果を出すことができると考えられています。一方人文系は、それに比べると成果が表れにくく時間がかかります。
近年では、即効性の高い自然科学系の価値が重要視され、人文系の価値を問われる時代となりました。この問題について、一貫して述べられていたことに、人文系の領域の孤立化があげられました。人間に関わる慣習を相対的にみるプロフェッショナルである人文系学者が、いつの間にか反響室(限定的な相手と言葉でしか通じない部屋)に籠もり、領域を超えた関わりが減ってしまったのかもしれません。
自然科学や人文・社会科学などの領域に限定されることなく、分断されてしまっている領域と領域を繋げる役割が今後必要であると考えました。私はもともと看護師であったので、領域を超えた関わりを自分でも試行錯誤して実施していきたいと思います。(松永)
 
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