慶田研究室ニュース

【VAF】ビデオインスタレーション「Justice」展示

Visual Anthropology Forum経由のお知らせです。


ビデオインスタレーション「Justice」展示

作者:
野口靖 Yasushi Noguchi
三行英登 Hideto Miyuki
溝口大助 Daisuke Mizoguchi

開催日:10月9日(日)-10月19日(水) ※10月16日(日)を除く 入場無料

時 間:10:00-19:00 ※10月19日は16:00まで

場所:東京工芸大学中野校舎3号館 1F ギャラリー3104
https://www.t-kougei.ac.jp/guide/campus/nakano/ https://www.t-kougei.ac.jp/guide/extension/festa2016/


作品解説:

本作品は、時代も場所も離れた、しかし共通の主題を持つ二種類の映像によって構成されたビデオインスタレーションである。 ひとつは、1970年代の外務省機密漏洩事件(通称:西山事件)を発端として特定秘密保護法が成立されるまでの経過を、作者独自の解釈によって再構成した映像である。もうひとつは、2007年の西アフリカ・マリ共和国のセヌフォ社会における裁判の様子を記録したものであり、文化人類学者の溝口大助氏が研究資料映像として撮影したものを本作品のために編集したものである。

西山事件事件の経緯を辿ってみて感じたのは、あまりにも不条理な判決であるという点と「この国に国民の知る権利は存在するのか」という憤りだった。そして、この権利の所在は、現在でもあやふやなまま放置され続けているのではないかという危惧である。 一方、文化人類学者の溝口大助氏が撮影した、マリ共和国カディオロ県セヌフォ社会での呪術師による住民の裁判風景の映像を見たとき、西山事件とは違う次元の不条理な「裁き」を目の当たりにした。 これらの出来事を眺めた時、私たちが考える「正義」とは自明のことのようであって、実は非常に脆い価値観の上にかろうじて成り立っているものであるのかもしれないという思いが湧く。近年のイスラム国に代表されるようなイスラム原理主義者の主張に対して、私たちは果たして即座に断罪できるような強固な「正義観」を持ち得ているのだろうか。

普遍的な「正義」とは存在し得るのか。そして、もし存在するとしたら、その正義は一体どのようなものなのか。 Justice広報.pdf

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