慶田研究室ニュース

【KAFS】熊本人類学映画会 第2回 障害を記録する:カレン・ナカムラの民族誌映画」, 2nd Session: 'Documenting Disability: Karen Nakamura's ethnographic film'

7/27(水)に第2回KAFSが開催されました。

今回は参加者も増え前回よりも賑やかなセッションとなりました。

上映した映画はナカムラ・カレンさんの『Bethel: Community and Schizophrenia in Northern Japan』(Karen Nakamura, 2007)でした。統合失調症の患者達が自らを研究の対象とする「当事者研究」を実践している「べてるの家」と患者たちのドキュメンタリーフィルムです。
あわせて、患者たちが自らの事を語ることに関連して当日はハンセン病患者の語り部DVD(日本・国立ハンセン病資料館から貸借、教育・研究用)も上映しました。


上映後のディスカッションでは患者たちのコミュニティや患者たちを対象にする事でどこまでを映画にしどこをカットするのかといった編集について質問が出ました。
ナカムラさんの映画は全編を通して患者たちの自立したディスカッションや病状に苦しみながらもべてるの家について和やかに語る当事者たちが印象的でした。ナカムラさんは意図的にプラスな面を多く映像に組み込んでいるのかもしれません。しかし、それは病気に対する我々のマイナスイメージへのカウンターを意図しているのかもしれません。
一人一人のインタビューではカメラ越しのナカムラさんとの対話を楽しむように語りかける様子がとても印象的で、撮影者であるナカムラさんと患者たちとの信頼関係が映画の中で可視化されているようでした。(田口)

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★KAFSについての過去記事はコチラから
第2回セッション詳細
第1回セッション報告
第1回セッション詳細


 

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